矢作直樹さんの「おかげさまで生きる」幻冬舎文庫 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2024.3.26おはようございます😃
2年前の今日のフェイスブック📚読書記録から転載します🐰
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2022.3.26 こんばんは🌆東京はこの週末に桜が満開🌸のようですね。あいにくの天気ですが花びらが散らないと良いですね。
矢作直樹さんの「おかげさまで生きる」幻冬舎文庫500円+税を読み終えました📚2022年読書記録24冊目。以下本書から一部引用します。〜〜〜〜〜〜
「死ぬことは普通のこと」
一人の医師として、これだけはお伝えしたいと思います。死は誰にとっても残念な結果ではありません。死ぬという事をどう捉えるかで人生は全く変わってしまうでしょう。人生をありのままに生きる事で私達は貴重な体験をする事が出来ます。同時に私達が大事にすべき尊厳は、相手をありのままに認める事です。人生に喜びを感じ始めた人は、死に対する恐怖心が次第に消えてゆき、皆そういう定めなのだという事を本質的に理解し始めます。人間には寿命があります。人は必ず肉体死を迎えます。その事実を拒絶する事無く本心で理解できるわけです。永遠の寿命は何処にもありません。この言葉が本当に理解できるのなら、私達がやるべきことはたった一つです。それは、今を全力で生き、今を全力で楽しむ事。たったそれだけです。そこに集中しましょう。
「寿命ではなく、「余命」を頭に置く」
還暦(60歳)目前というのは、人生の終幕を考える時期です。もはやあくせくせず、落ち着いてこれまでを振り返り、残りの人生をプランニングする年齢です。この世代は心と対話する時間を最も必要とする世代であり、様々な事から逃げられ無い時期になったという事です。若いうちは苦しい事や悲しい事、嫌な事から上手く逃げてきた人も、この年齢になると上手く逃げる事が出来ません。「どう死ぬのか」という最新課題がやって来るからです。こればかりは誰も逃げる事が出来ません。人生の良し悪しは、その人が生きた年数で判断されるものではありません。その年月でどんな経験をしたのか、誰と出会ってどんな会話をしたのか、人生とは時間ではなく、そうした学びの質そのものだからです。今日と同じ明日が来るかどうかは誰にもわかりません。だから常に一期一会の心で毎日を全力で楽しむ事が人生で一番大切なのです。
「人生は「運、鈍、根、金、健」
人生は鈍感なくらいの方が快適に過ごせます。良し悪しは相対的なものであり、そこには個人の感情、主観が入り込んでいますから、外部からの評価をそれほど気にする必要はありません。
私が若い頃、恩師にこういう言葉を頂きました。
「運、鈍、根、金、健」周囲に振り回されずに自己実現するには、運気、鈍感、根気、金銭、健康が大切な要件というわけです。必要以上にそれらを欲する事は無明に他なりませんが、ある程度、身につける事で他人が気にならなくなります。
私達に普段見えないもの、人とのご縁、霊性、おかげさま、お互いさまなどのエネルギーに対しては、逆に敏感になる事が必要です。目には見えないからこそ、そう言うものが自分の周囲に存在するのだという意識が必要なのです。ここには鈍感になってはいけません。目には見えないものには敏感に。世の中の忙しないさには鈍感に。意識レベルを高めるには二つのスタイルが重要だと思います。〜〜〜〜以上引用終わり。
矢作直樹さんは1956年神奈川県生まれ。金沢大学医学部卒業。国立循環器病センターを経て東京大学大学院の教授や医学部附属病院救急部、集中治療部部長など歴任。2016年退官され同大学名誉教授。本書では、東大病院救急部のトップとして15年間、生と死の現場で命と向き合った矢作さんがたどり着いた死生観を、独自の視点から述べています。
肉体死は誰にも等しくやって来るが、死後の世界は私達の身近にあり、再会したい人とも会える。
今世の経験から学び、「おかげさま」という感謝の姿勢で自分の生を全うする事について、矢作さんの体験を交えて解説しています。
興味ある方は、是非お読み下さい📚🎄