中川淳一郎さんの「ウェブはバカと暇人のもの」光文社新書 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2024.2.15 こんばんは🌇
3年前の今日のフェイスブック📚読書記録から転載します🐰
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2021.2.15こんばんは🌃中川淳一郎さんの「ウェブはバカと暇人のもの」光文社新書760円+税を読み終えました📚2021年読書記録21冊目。以下本書から一部引用します。〜〜〜〜〜〜〜〜
ネットは以下の分野においては他の追随を許さぬほど便利である。
「予約」「検索」「価格比較」「空席確認」「地図」「クーポン取得」「とある分野に詳しい人の発見」「通販」…。あくまでも「機能オリエンティッド」な点については、ネットは物凄く整理された情報を吐き出してくれるので、これほど便利なものはない。
これを一般が使うと途端に問題が各所で散見してくる。主にコミュニティや一般人の書き込みによるものが多いのだが、人が多く集まれば集まるほどヘンな人が含まれていたり、その場を乱そうとする人が出る。単にストレスを吐き出したい人も出てくる。場を乱す人が一人でも出ると、そのコミュニティは崩壊することもある。
ネットがなかった時代にもともと優秀だった人は、今でもリアルとネットの世界に浮遊する多種多様な情報をうまく編集し、生活をより便利にしている。ネットがない時代に暇で立ち読みやテレビゲームばかりやっていた人は、ネットという新たな、そして最強の暇つぶしツールを手に入れただけである。結局は、リアルの世界で活躍している人が、多額の報酬を得たり、スポットライトを浴びるのである。もう、ネットに過度な幻想を持つのはやめよう。一般の人は「ネットはただ単にとんでもなく便利なツールであり、暇つぶしの場である」と考える事でネットと幸せな付き合い方が出来るようになる。
人は、ご飯を食べて体を育て、人と会って友情を培い、勉強をする事によって学校へ入り、そこで様々な事を学び、学校を卒業する事によって社会進出の礎、資格を獲得し、恋愛をする事によって人生にスパイスが与えられ、性交する事によって快感を得て子供を作り、仕事をする事によって社会との繋がりを感じ、愛する人に死なれる事によって悲しみを覚える。私達の人生、なんとリアルな場の占める割合が多いのだろうか。これら人生の大部分を占める要素にネットはどれだけ入り込めたのか?大した事はない。かなり入り込まれている人はヤバい。もう少し外に出て人に会ったほうがいい。何故なら、ネットはもう進化しないし、ネットはあなたの人生を変えないから。
〜〜〜〜〜〜以上引用終わり。
中川淳一郎さんは、1973年東京都生まれ。編集者、PRプランナー。一橋大学商学部卒業。博報堂CC局で企業のPR業務を請け負う。2001年に退社し、雑誌ライターになり、2006年からインターネット上のニュースサイトの編集者に。編集、執筆の他、ネットでの情報発信に関するコンサルティング、プランニングなども行っています。本書では、web上のニュースサイトの編集者をやっている中川さんが、ネット上で日々やりとりされている多数の情報、書き込みなどを見聞きして、感じたり考えたりした事を、具体例を交え解説しています。昨年の新型コロナ禍で、テレワークが普及して、zoomでの web会議が一般になってきました。確かにネットは便利だと思いますが、実際に人と会って会話して、食事したり、遊んだりするのと、ネットのバーチャルな世界でのやりとりとは、明らかに異なると感じています。ネットをあまりにも神格化するのはおかしいと考えます。

興味ある方は、是非お読み下さい📚🎄