小林美希さんの「年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活」講談社現代新書 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2023.8.19こんにちは😃
今日も暑くなりました💦
溜めていた本を読書しています。小林美希さんの「年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活」講談社現代新書880円+税を読み終えました📚2023年読書記録133冊目。以下本書から一部引用します。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
年収443万円……。これは、1年を通じて働いたこの国の給与所得者の平均年収の金額だ。
就職氷河期を中心に広がった非正規雇用で働く側からすれば、平均年収443万円は、夢のまた夢だ。
「中間層」が崩壊するなか、正社員以外からの「年収400万円もあったら、安心して暮らしていける」との声は多い。しかし、現実はちょっと違うようだ。
平均年収で暮らす就職氷河期世代の取材を進めると、日々、節約に励んでいる。野菜をはじめとした食品価格の高騰で、スーパーで真っ先に手に取るのは、節約の代名詞でもある「もやし」だ。東京23区などの都心では、スーパーの店頭で一袋が27円など、30円を切るのが最安値である事が多い。玉ねぎ、じゃがいも、にんじんといった野菜に手が届かず、値引きされた食材を買って行く。
本書では、そうした個々の生活のディテールに迫り、「平均年収では“普通“の暮らしが出来ない国」の現実を描いた。就職氷河期世代を中心とした当事者達が語る、ありのままの生活とは、どのようなものなのか。自分にとっての理想の収入はどれくらいで、たまの贅沢とは、どんな事なのか。
「平均年収でも生活が崩れてしまう」という現実がもたらす未来は、どんな世界になるのだろうか。私達は今、どんな社会で生きているのだろうか。
本書の目的は、平均年収前後の生活の今を知ることから、これから何を問い直さなければならないかを考える事にある。
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以上引用終わり。
小林美希さんは、1975年茨城県生まれ。神戸大学法学部卒業後、株式新聞社、毎日新聞社「エコノミスト」編集部記者を経て2007年よりフリーのジャーナリスト。
就職氷河期世代の雇用、結婚、出産、育児と就業継続などの問題を中心に活躍。2013年、「「子供を産ませない社会」の構造と、マタニティハラスメントに関する一連の報道」で、貧困ジャーナリズム賞を受賞。多数の著書があります。
本書では、日本経済が目先の利益を求めて人件費を削り、人を大切にしない社会を作り上げ、その結果、失われた30年に突入。
雇用をはじめとした規制緩和は、着実に収入の差を作り上げ、低所得者が増える一方、年収2000万円以上の高額所得者が増える二極化となっている現代社会の問題を各種調査やインタビューなど幅広く活用して解説しています。
今、スーパーでだけでなく、多くの人が、“割安“で“自分にとって得“なものを求め、人間の物差しが、短いものしか測る事が出来なくなっていると、小林さんは語っています。私達が今、どういう社会に生きているかを知り、一人ひとりが考えていかないと、日本は完全に沈没してしまうと危機感を伝えています。
第1部 平均年収でもつらいよ
第2部 平均年収以下はもっとつらいよ
第3部 この30年、日本社会に何が起きたのか?

興味ある方は、是非お読み下さい📚🎄
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