「50代から始める知的生活術 人生二毛作の生き方」 外山滋比古さん。だいわ文庫 650円+税。 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2023.8.4 おはよう御座います😃
5年前の今日のフェイスブック📚読書記録から転載します🐰
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こんばんは🍃
ワタナベ薫さんのセミナーから帰宅して、ゆっくり読書をしました。
「50代から始める知的生活術 人生二毛作の生き方」 外山滋比古さん。だいわ文庫 650円+税。
著者の外山さんは、英文学者、文学博士。1923年愛知県生まれ。186万部突破の「思考の整理学者 」など著書多数あります。
50代半ばのオヤジには、色々と響く内容でした。以下一部引用します。
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【(50代でのひと苦労】
資産形成のための投資は、早ければ早いほど、あとでやきもきしなくてもすみます。
もし自分の「もうひとつの仕事」を見つけるために考えるなら、40代です。
そして、第二の人生の歩み方、つまりは二毛作の二回目の作つけを本格的に考えなくてはいけないのが50代です。
一般企業の場合、50代も後半に入ると、自分の定年を意識せざるを得ません。役員になって60歳を超えてなお働ける人は少数です、大抵の人は定年を前に決断を迫られます。
給与の大幅ダウンを受け入れて、定年後の数年の雇用を継続してもらうか、あるいは再就職先を探すか。
人生の二毛作を志すなら、隠居生活などは、例えばどんなに資産があるとしても、考慮の埒外です。経済的な問題があるにしても、同じ会社で定年後の再雇用を望むのも、よくよく考えたほうがいいでしょう。
問題は、どれだけ働き甲斐のある仕事が出来るかということです。給与の大幅ダウンを受け入れて、閑職で細々と働く、それでは何の張り合いもありません。継続した雇用期間も早晩、終点が近づきます。
同じ会社に無理して長くしがみつこうとするのは、賢い選択とは言えません。となると、目指すは再就職の道を探ることですが、これはやはり仕事の中身が問題でしょう。できることなら、新たな気概をもって取り込める仕事を選びたいものです。それまで勤めていた会社に残るよりも、少しでも「新しい自分」を見出せる職場であることが理想です。最も良いのは、定年を迎えてからの再就職ではなく、50代の半ばで「意欲的な決断」をすることです。先が見える50代で、このまま会社に残ってもたかが知れていると第二の道を選択した人がいたとします。もう一方は、定年まで、あるいは定年後も雇用延長で会社に残った人。この二人を比べると、60歳以降の10年間、20年間は明らかに違ってくるでしょう。前者の方が、活力に満ちた第二の人生になるはずです。決断してひと苦労するなら、早い方がいいはずです。30代で、将来を見据えた資産形成の第一歩。40代で、自分を生かせる「もうひとつの仕事」の発見。そして、50代が「もうひと苦労」するための適当な時期というわけです。
苦労のない人生はありません。苦労せずして、充実した老後もあり得ません。50代の転職が大きなリスクをともなうことは確かです。しかし、転職しないまでも、定年後にすぐ二毛作の実行計画をスタートさせられるよう、50代からそれに沿った準備行動をとったほうがいいのではないでしょうか。
「50にして天命を知る」この孔子の言葉に従えば、50代のテーマは、二回目の作つけの種を決めることです。天の命とも言うべき、後半生の自分の生き方を決することです。
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以上、引用終わり。
人生100年時代と言われる世の中、中高年サラリーマンにとって、色々と考えさせられる話でした。