鈴木涼美さんの「おじさんメモリアル」扶桑社 1200円+税 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2023.1.26こんにちは😃今日も冷えますね。暖かくして過ごしましょう💐
フェイスブック📚読書記録から転載します🌷
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2020.1.26 こんにちは🍃今朝は雨が降り早朝ドライブはお預けです。コーヒー☕️を淹れ音楽を聴きながら読書してます📚鈴木涼美さんの「おじさんメモリアル」扶桑社 1200円+税を読み終えました。以下本書から一部引用します。〜〜〜〜〜〜~
私達はそのおじさん達の悪口で何時間も話に花を咲かせられる。自らの職場では颯爽と仕事をこなすおじさん達は、女を前にした時、ひたすら滑稽で物悲しい。長らく差別する側として、政権を握る側として、抑圧する側として、お金を持つ側として、君臨していた男性達が、何故そんなにも成熟していないように見えるのだろうか。その姿は何故、おかしくてイタくてつまらないのだろうか。
私達女にとってのおじさんの滑稽さというのは、もっと生々しく、地上に根差したものである。私達はいつも、今日も、それを具体的に間近に目撃するわけで、それは当然、おじさん達の中にある自分達の奇行の記憶よりずっとギトギトしている。私は一人の目撃者として、そのギトギトを集積してみたくなった、というのが私のシンプルな動機である。長らく女性蔑視や差別や売買春や雇用の不平等、収入格差などの面で、私達を緩やかに被害者化してきたおじさん達は、果たして「加害者」などという言葉で括れるほどパワフルで格好の良いものなのだろうか?実は私達と同じように、あるいは私達以上に、悲しくも弱いものではないだろうか?
私はおじさんを問い詰めることなく、ひたすら女子同士で悪口を言い合った。あるときは同級生と、あるときはキャバクラのロッカールームで、あるときはAVの撮影現場で、あるときは会社の同期との女子会で。ここに集めたのは、一方的で大抵アンフェアで生々しく愉快なおじさんの悪口である。それくらいは許されるはずだ。先に長らく私達を一方的にエンタメ化し、一方的に幻想を抱き、一方的に絶望して見せたのは、向こうなのだから。〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以上引用終わり。
本書は、日刊SPA!に連載された「おじさんメモリアル」を加筆、修正、及び複数の新規書き下ろしによるものです。初めて読みましたが、鈴木涼美さんの鋭い視点とストレートな言葉で、沢山のおじさん達が、ばっさり斬られています。慶應義塾大学環境情報学部卒、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。日本経済新聞社に記者として5年半勤務後、文筆業へ。学生時代にキャバクラ勤務、セクシー女優、AV女優もやり、風俗界の世界も実体験している著者が、今まで見たり、付き合ってきたりした、おじさん達を独特な視点から冷徹に描写しています。興味ある方は是非お読みください🍀
#読書記録 #読書倶楽部 #読書 #読書ノート #読書女子 #読書好きな人と繋がりたい #読書記録ノート #鈴木涼美 #鈴木涼美さん #すべてを手に入れたってしあわせなわけじゃない
#すべてを手に入れたって 
#av女優の社会学 #おじさん #おじさんメモリアル #扶桑社