ラマナの言葉

「孤独はいたるところに在る。個人はつねにひとり在る。あなたはそれをあなたの外側にではなく、内側に見いださなければならない。ひとり在ることは、人の心のなかに在る。世間の雑踏のなかに在りながら、人は静寂な心を保っているかもしれない。そのような人は、ただひとり在る。森林深くに暮らしながら、心を制御できない人もいるかもしれない。そのような人はひとり在るとは言えない。ひとり在ることは、心の在りようである。たとえどこにいようと、欲望にかられた人はひとりで在ることができない。その反対に、無欲の人はいつでもただひとり在る。」

孤独はいたるところに在るというのは、真我のことです。

真我実現は外側にあるのではなく、内側に在るものです。

『ある』は心や行為などを指し、『在る』とは真我のことを指します。

雑踏のなかにいようとも、真我実現した人は、常に静寂の中に在ります。そしてひとり在ります。

森林に住み、隠匿生活をしていても、心が騒がしくしていれば、ひとり在ることができません。

欲望は心が忙しく走り回りますが、無欲なものは心は消滅しているため、外に何かを求めるということはありません。

孤独に在ることは、真我実現です。

ラマナの言葉
「執着心とともになされた仕事は足かせとなる。その反対に、執着心なしになされた仕事が行為者を束縛することはない。このような仕事をする人は、たとえ仕事の最中にあってもただひとり在る。