目には青葉 山ほととぎす 初鰹…
ホトトギス…不如帰 霍公鳥 杜鵑 杜宇 蜀魂 子規 沓手鳥 田鵑 …漢字や異名が多い…。
それぞれに由来があるが略する。
ともあれ、それだけ身近な鳥なのだ。
夏の季語になる…。
今頃になると中国や朝鮮から渡ってくる。
カッコウ目カッコウ科…。
カッコウと同じように、ウグイスなどの他の鳥に自分の卵を託してヒナを育ててもらう…托卵をする…まあ育児放棄だ。
ウグイスの卵を1つ落とし、自分の卵を1つ生む…極楽鳥ならぬ極悪鳥だ。
托卵されたホトトギスのヒナはウグイスより先に生まれ、他のウグイスの卵を全て巣から落とす…。生まれながらに極悪…いや生存競争に強い鳥である。
テッペンカケタカ…とか…特許許可局…とか鳴く…と言われる…。
これを「聞きなし」と言う。
鳥や動物の鳴き声を、人の言葉や文字に置き換えて覚えやすくするのだ。
ホトトギスの名前は鳴き声からつけられている。
他にも…カラス、カケス、ウグイス、カッコウ…みな鳴き声由来だ。
実際のホトトギスの鳴き声は、ホトトトトギが近いか…。
それにしても、自分の卵を落とされて、赤の他人の子を懸命に育てるウグイスは哀れではある…。
蹴落とされたウグイスの子のために、せめて経でも唱えてあげよう…。