ロマンス……いかにも古臭いイメージのある言葉だ。
ロマンスグレーにロマンスカーなどの熟語もある。
本来はローマ的な…の意味だ。
そしてラテン語から派生したロマンス語で書かれた空想的、冒険的物語を表し、さらに恋愛や愛情を表す言葉になった…。
そんなロマンスが最近は詐欺に使われる…。
それって美人局(つつもたせ)じゃないの?…とつぶやくのは昭和の爺さんである。
現代はネットを使い、会ってもいない相手に大金を騙し取られる…。
マッチングアプリで知り合った相手に、FX投資を勧められ、1億1000万円騙し取られた…と今月初めにニュースになった。
被害者は熊本の60代の男性…昭和の爺さん…ワタシらの世代である…。
こんな話を聞くと、同情より先に、なんちゅうアンポンタンや…とため息がでる…。
しかし、ホントにワタシならこんな事にはならない…と断言できるか?と問われれば…そんな大金はワタシは持ってないもん…と不貞腐れてしか返せない…。
詐欺の犯人は全く詐欺らしくない、善人の表情と仕草で、ヒトのココロにさりげなく入り込むのだ…。
絶対に自分は騙されない…と自信を持つより、騙されるかも…と思っている方が騙されにくいともいう…。
詐欺はすぐ隣にいる、アナタが最も信頼しているヒトかも知れない…。
…ってショーヘイとイッペイの関係みたいだな…。
考えたら、最初は恐る恐る始めたネットでの買い物も、今ではほとんど相手を疑うコトなく、いろんな商品を当たり前のように買っている。
落とし穴は何処にでもある…油断禁物…クワバラ、クワバラ…である…。