先日ケンミンショーで、食事の時のご飯やみそ汁、おかずの皿の位置の話をしていた。
東京などでは、ご飯は左側手前でみそ汁は右手前、魚や肉など主菜は右奥、漬物など副菜は左億だ。
しかし大阪では、ご飯は東京と同じ左手前だが、みそ汁は左奥、主菜は右の手前で副菜は右奥になる。
どちらが和食において正しいかというと東京らしい。
理由は神様への捧げ物と、左上右下(さじょううげ) の考え方がある。
お米は日本の食べ物の最上位に当たるため、左の手前に陣取る。ここは東西同じだ。
しかし、左清右濁(せいさうだく)という考えもあり、濁ったみそ汁は右に置く…という。
だがたぶん大阪人は反論して、配置は変えないだろう。
うーむ、ワタシの昼食時の弁当箱の配置を考える。
弁当箱は3つのタッパーに分けて入れてある。
一つはご飯に自家製梅干し、もう一つは同じ大きさのモノに魚や肉などの主菜。
それらより小さな3つめのタッパーには、サラダなどの副菜。
ご飯と主菜はレンジで温める。
そしてみそ汁は、インスタントをマグカップに入れてお湯を注ぐ。
配置は左手前にみそ汁、右手前にご飯となる。
逆である…和食の配置の定義から外れたマナー違反である。
しかし理由がある。
みそ汁はマグカップに入れてある。ご飯はタッパーで持ちにくい。
従って右側にみそ汁があると、左手で持つマグカップの持ち手が、ご飯のタッパーに当たり飲みにくい。
さらにマグカップの背が高いので、ご飯を食べるとき邪魔になるのだ。
ワタシは上記のような理由があって、左右逆に置くのだ。
決してご飯をみそ汁より下に見ているわけではない。ご飯は大好きである。
しかしみそ汁も、御御御付(おみおつけ)と御を3つも付けて大切にされている。
ご飯もたまには、みそ汁に席を譲ってやってもいいのではないか…と思うのだ…。