日本映画がアカデミー賞をダブルで獲得した。

宮崎駿アニメ「君たちはどう生きるか」と山崎貴監督「ゴジラ-1.0」…。

めでたい…が…、ゴジラ-1.0の制作費が話題になっている。

過去の同賞受賞作品はハリウッド映画がほとんどだが、制作費は200億円以上…。

かたやゴジラは20億円…10分の1だ…。

低予算でハイクオリティー…はいいことなのか?

ハリウッド映画と日本映画の市場規模が違うのはわかる…。
日本人の職人魂も分かる…。

しかし…海外からは「日本のクリエーターはちゃんと賃金が支払われているのか労働環境が心配だ」…との声も上がる。

「デフレスパイラル」や「失われた30年」や「やりがい搾取」という言葉がアタマに浮かぶ…。

海外から見ると現在の日本の給与や物価は安すぎるのだ。

北海道ニセコはインバウンド価格だ。
キッチンカーでは1500円のかけそばや3000円のカツ丼…、ホテルは1泊70万円から170万円…。

それでも来日する外国人はヤスーイ!という。

日本人には手の出ない価格だ…。
安くするとかえって品質を疑われる…とキッチンカー店主は語る…。

…世界から取り残された日本…。
デフレスパイラルに慣れすぎたアタマを切り替えなければならない

早急に日本人全体の給与水準を引き上げて、生活水準を引き上げなければいかねばならない。

長きに渡り、若者に夢を与えられなかったから今の少子化があるのだ…。

…ゴジラ-1.0(マイナスワン)は戦争に敗れ、さらにゴジラに破壊される戦後日本を描いた。

マイナスからプラスに転じる事ができるかは、これからの日本の長期に渡る大きな課題だ。