原始的な動物の中には脳がないものがいる。
クラゲやヒトテにイソギンチャクなどだ。

しかし彼らを見てるとちゃんとエサを取り、有性生殖や無性生殖をしながら、子孫を残したり増殖したりしている。

神経組織がまとまった脳はないが神経は体全体に広がる。

口からエサをとり消化器で栄養分をとり不要なモノを排泄する。

研究では反射作用だけでなくパブロフの犬のような記憶もできるという。

消化器が脳的役割を果たしているとも言える。

人間の消化器の腸も第二の脳と言われる。
いや進化的には腸が先にできるから第一の脳かも知れない。

人間の腸には1億もの神経細胞が存在するのだ。
そして脳とは独立して自ら判断して動いている。

英語では第六感をgut feelingと言う。
gutは腸だ…クラッシックギターをガットギターともいうが昔は弦を家畜の腸から作っていた。

ともあれ腸は自ら考える組織と言える。
カラダに必要なモノは吸収し、不要なモノは排出する。
また腸は入ってくるモノを腸内フローラと呼ばれる腸内細菌により、カラダに役立つモノに変えたりもしている。

脳との関係も密接だ。腸の不調は脳に反映され、脳のストレスは腸に反映される。
脳腸相関と呼ぶ。

腸はチョー大切な器官なのだ。
腸からの言葉はシンチョーに耳を傾けなくてはならない。