今日は、勉強と関係のない、自分の考えの話。

 

芸能人の自死が立て続けにあり、

気持ちも鬱々とする五月となりました。

どうして、自死ってダメージがあるんでしょうね。

 

自分で自分の命を絶ったから?

 

母がふと、「自殺は残った人に辛いからあかんと思うねん」とつぶやきました。

 

 

私は思うのです。

自殺はいけないことなのか。

 

もちろん、肯定はしませんよ。

どんな病気も事故もなくあってほしいように

自死だってなくあってほしいです。

人の死は辛いです。

 

でもね、自殺する人はとてもとても辛いんじゃないかと思うんです。

がんの闘病と同じように。

その他の病気や怪我と同じように。

 

なのに、自死は心の中のことなので

どこかで「気の持ちよう」みたいに思っているんじゃないかと思うんです。

みんなどこかで「私が救えたんじゃないか」みたいに思っているんじゃないかと思うんです。

話を聞いてあげたら救えたんじゃないか、みたいな。

 

うん、そりゃそういうこともある。

ないとは言わない。

でも、そんな単純な話じゃないと思うんです。

 

 

自己免疫疾患。

免疫細胞の衰えと言われるがん。

自己防御のはずが過剰になってしまうアレルギー。

 

これらの病気が、本来「愛すべき自分の体を、自分の作用で犯してしまう」ものだとしたら

心の病も、それと同じなんじゃないかと思うんですよ。

 

上記の病気も、ギリギリまで医師が頑張って、それでも救えずに旅立つ肉体がある。

心の病も、医師が頑張っても、周りが頑張っても救えずに旅立つ肉体がある。

その最後が「本来の本人の意思」によるものだと錯覚を起こすからややこしくなる。

すでにその「意思」は病に犯されているのだから、正常ではない。

がんに似たようなものというか。

 

 

余命がわからない、

自分で助けられたかもしれない、

そんな特徴が錯覚を起こさせるけれど、

結局、多くが「正常な判断を下せない脳の状態」に殺されたということ。

正常な細胞が作れなくなってがん細胞を大量発生させて殺されるように。

 

 

 

私が言いたいのは、だから自死は仕方ないということではない。

自死した人を責めないでほしいし

周りも、自死したことで救えたんじゃないか、気づいてたんじゃないかと自責しないでほしい

 

救える命と救えない命があるのは

どの病気も同じ。

 

 

私は公認心理士が取れたとして就職するかはわからないけれど、

この道を志し、学んでいるものとして

医師が不治の病を少しでも緩和治療できればと願い日々を過ごすように

公認心理士の卵として一人でも毎日が心軽く過ごせるよう日々を過ごしたいと思います。