2023.7.19





今日は妻の命日です。



ちょうど今から4年前、午前3時に病院から電話がありました。妻が危篤と言う連絡を受けて私は雨の中病院へ車を走らせました。病院まではどんなに急いでも1時間程かかってしまう。残念ながら、私は妻の最後に立ち会う事ができませんでした。それ以降、私は必ず夜中に目が覚めてしまいます。4年経った今でも変わりません。



妻の命日という事は、私と娘の2人暮らしがスタートした日でもあります。娘は当時3歳11ヵ月。4歳の誕生日まであと3週間でした。4回目の命日を迎えたという事は、私との暮らしが丸4年となります。ついに親子3人暮らしの期間より、父子家庭の期間が長くなってしまいました。



話は変わりますが、娘は今週金曜日から夏休みです。

先週懇談会の日にピアニカ(ハーモニカ)を持って帰ってきました。2学期にある音楽会に向けて練習するためです。



曲名は「パプリカ」



私はこの曲が凄く苦手です。

聞くだけで吐き気と動悸がします。

胸が締め付けられます。

できれば生涯聴きたくありません。



妻が入院した4年前。

娘が年中だった頃、この曲を毎日保育園で練習していました。そして、週末には妻のお見舞で披露していました。



音楽って凄い力があります。

何年、何十年前の記憶でも、その時に聞いていた曲を耳にすると、一瞬で当時の記憶が蘇ります。



良くも悪くも、、



4年経った今でも、やはりパプリカは苦手です。

妻の最後の病院生活、元気に歌とダンスを妻に披露する娘の姿が脳内再生されます。



強制的に思い出してしまうので、私はとても苦しくなってしまいます。



2年生の音楽会。



娘の元気な姿を見るのは楽しみだけど、この曲だけは本当にキツいなぁ。