長男は現在初期治療を終え経過観察中。
化学療法 6クール
放射線治療 全脳 30Gy(1.8Gy*17回)
拡大局所 24Gy(1.8Gy*13回)
腫瘍ができた場所のせいで
生検を含む全ての手術は一切できず
脳内には消えきらなかった腫瘍が
残存瘢痕としてあるが、おおむね元気。
この穏やかな日々がずっとずっと続くことを願い
今与えられた時間の奇跡に感謝しつつ
過去のことを思い出し綴る日記。
では、今日の記事ははココから!
家に戻るが、
とても物を食べられるような
気分になれないし
夜だって寝られるわけがない。
とにかく一晩過ごして朝を迎え
また病院へ行く。
昨日入院したばかりなので
持って行くものがあるわけでもないが
1日分の洗濯物の交換と
差し入れの食べ物を持っていく。
行ったところで
コロナ禍の入院棟の
面会制限は厳しく
病室へ行くことはもちろん
ロビーで会うことも
入院棟のコンビニで会うことも
ご遠慮ください、の一点張り。
実際は、コンビニは入院患者が
普通に行けるし
荷物を届けにいく家族も
立ち寄ることができるから
示し合わせて会うことはできるが
「ご遠慮ください」だ。
長男は、まだ検査前入院で
点滴もついていないし
食事制限もついていない
本当にただ「いるだけ」の入院。
病院食は味気なかろうと
長男の好きな玄米団子を5串
醤油、胡桃味噌、小倉、抹茶、みたらし
など買っていく。
ナースステーションで
着替えとお団子を託し、
洗濯物を持ってきてもらうのを待つ。
洗濯物を受け取ってしまうと、
もうやることがなくなってしまうが
主治医からも連絡がなく
今の状況がわからないため
どうしてもドクターと話がしたかった。
ドクターの話を聞きたいと伝え
ロビーで待っていたら
おそらくトイレに行くような顔をして
ひょこっと出てきてしまった
長男がロビーにきた
会っているところを見られたら
怒られてしまうし、
ルールなのでダメだと思うが
もう退院まで会えないと思っていた
長男と会えたことが嬉しく
エレベーターホールで
ハグハグ。
ご飯食べてる?
ちゃんと着替えてね
歯を磨いてね
なんて話をした。
土曜日で、主治医の先生には
お会いできなかったけれど
当日の担当医という
若くて感じのいいドクターが
ロビーに話をしに来てくれた。