初夏の頃、とても暑くて
学校へ行くのに水筒を持って行くが
持って行ったお水では足りず
長男の中であちこちが
給水スポットとして
インプットされていた。
 
ペットボトルを買うほどではない
でも、家に着く前に
喉を潤したい、そんな時に
その給水スポットでお水ゲット。
 
そのうちの一つが、
駅ビルの中にあるお店で
「マイボトルに美味しいお水を
給水いただけます」
というコーナーを設置している
ありがたいお店があるらしい。
 
ボトルさえ持って行けば
冷えた美味しいお水をいただけるという。
 
ところがこの日、
駅を降りてそのお店へ向かったら
「お店ごとなくなっている!」
そんなばかなことある?
一瞬、改装?とも思ったが、
昨日私が駅ビルに行ったときは
大型改装なんてしている様子はなく
いつもの駅ビルだったのを
思い出した。
 
あそこもちがう、ここもちがう
と言い出す長男に
一瞬パラレルワールドにでも
迷い込んだか?と
若干錯乱気味になったが
そんなわけあるか!
 

 

すると、はっと気づいた様子の長男。

隣の駅で降りてしまったらしい。

 

駅の様子が似ていて、

降りた後の駅ビルもそっくりで

わからなくなってしまったらしい。

 

その後駅に戻り、

電車に乗ったのに

また更に今度は逆向きの

電車に乗ってしまい

ひと駅もどってしまったという。

 

え?

 

なんなの?

 

「あほなの?」とおもったけれど

あまりにあほすぎて

逆に心配になってしまった。

 

強い線量の放射線治療

してるしな・・・

強い化学療法してるしな・・・

 

もしかして、脳の一部

どっかやられちゃってる??

 

そんなことまで

不安になってしまった。

 

後日談

主治医のドクターに

この件相談したところ

 

「長男君におこなった治療で

そこまでの後遺症が

現れることは

あまりないと思える。

もしも現れるとしても

治療後1年以内とか

こんな直近で

出てくるものではなく

遅延性の晩期合併症、晩期障害は

もっと5年、10年たってから

でてくる「かもしれない」もの。

今回のは、ぼーっとしちゃった

だけですね」

 

と言っていただけて、

安心するやら情けないやら。

 

しっかりしてくださいよ!