丘のてっぺんにある、
物乞いの神様、
石積みで出来ている、
横の穴に、
物を入れると、
消えてしまう、
物の生贄だ。
幸福を願うためである。
ある時、
ピストルを持った女性が、
ふと、
石積みに気づき、
穴にピストルを入れた、
しかし、
消えて戻ってこなかった、
女性は警察官に見つかったが、
ピストルは出てこなかった。
幸運に、
罪を逃れたようだ。
その訳は、
家族を愛していたからだ。
ピストルを買った息子の罪を無くしたい思いで、
物乞いの神様に生贄を託しました。
返ってきたものは、
幸福の花束でした。