10月に渡り歩いたソウルグルメの中でも第一弾にレポしたいのは
ハイ!
先日のNHK番組
『2度目のソウル』で紹介されていた
これまでに取材拒否を貫き通しつつも
30年の営業を続ける
タッカンマリの名店
ソンガネタッカンマリ
をお伝えします
場所は東大門から近い
新設洞(シンソルトン)駅の近くにあります!
お店のポスターには日本語も書かれていました~!
『大丈夫』という焼酎の取り扱いがありなポスターも。
私たちはチョンダムドンからタクシーで行ったんだけど
約25分、11000ウォンの道のりでした
到着したのは月曜日の午後1時40分頃
広くはない店内の半分位のテーブルが埋まってましたよ
お昼から焼酎飲みながら幸せそうに談笑してるアジョシたちが食べるタッカンマリの、この上なく美味しそうなコト
美味しく食べることは豊かに生きることなんだなぁ、なんてフト思ってしまいます。
食事メニューは
タッカンマリ 1羽
2万ウォン
ククス(〆の麺) 1人前
2000ウォン
だけ!
他はドリンクメニューになります。
テーブルに案内されると特に注文を聞かれもせず、こちらから注文もせず。
そして少し経ってから自動的にタッカンマリが運ばれてきました
二人だと一羽分
四人だと大きな鍋に二羽分のタッカンマリが出されるそうです
開かれた鶏の上にたーーーっぷりのにんにく、ネギ、胡椒がオンされて
じゃがいもの薄切りが入っているタッカンマリが火にかけられながら
社長さんが手際よく鶏をハサミでカットしていきます!
鍋に入ってる鶏はほとんどレア状態。
食べる鶏肉とは別に仕込まれた、鶏がらや野菜などで丹念に作りこまれたであろうスープの色が印象深いですね。
わりと大きめな鶏が使われていて
たくさんのお肉に切り分けられました。
蓋をして煮込んでいきますが
火加減は社長さんが調整してくれるので、出来上がりを待つだけですよ~
お鍋の他にテーブルに運ばれてきたのは
たっぷりのニラ
浅漬けのさっぱりとしてあまり辛くないキムチ
そして、タッカンマリのタレと唐辛子調味料であるタテギ
社長さんが辛いのは大丈夫か聞いてくれて、全然大丈夫と答えると、タレのつくり方を教えてくれました。
小皿にあらかじめ調味された酢醤油ベースのタレを入れ
タテギとからしを入れて混ぜ
さらにニラを投入後に混ぜておけばタッカンマリを食べる準備が完了~
社長さんがタッカンマリの仕上がり具合を確認して
お皿にお肉を入れてくれたら出来上がりのサインです
ひと切れ食べてみると・・・
鶏の食感のプリップリさに驚く
にんにくがたっぷり入っているので
出来上がり直後はわりとにんにくのガツンとした味がきます
でもね、このガッツリとにんにくをまとった深みのあるスープと絡む鶏肉とタレ、ニラ、タテギの一体感は
これまでのタッカンマリの概念とはまるで違う
お肉がね、画像からも伝わると思うんだけど
ホントーにジューシーで鳥臭さも一切ないの
完熟の甘めの赤唐辛子を使用しているからかタテギもそんなに辛くはなく、私が鶏を食べるスピードが尋常じゃない位に早いのを自分でも驚きながら食べてました!笑
そして煮込めば煮込んでいくほどにんにくの強さは和らいで
濃厚な鶏のスープがどんどんまろやかに、旨味を増します
このスープがね、幸せ~~に胃に染み渡って行く~
胡椒のピリっとした刺激も、これまでのタッカンマリにはなかった良いアクセントになってて、こんなの初めてよ
じゃがいもはスープを含んでホロホロと崩れるくらいになってから食べるのが美味しかったです
浅漬けのサッパリとシャキシャキとしたキムチはこれまた良い箸休めになったわーー
鶏とニラを一緒に食べるのもいいんだけど
タレにまぶされて時間の経ったニラをそのまま食べてもまた美味し
タッカンマリを食べ終わるころには
最初に鶏のサイズが大きいと思ったのは嘘みたいにペロリと平らげちゃいました
で、〆のククスも必ず食べましょう
ククスは1人前をオーダー。
器に追いスープと麺、ネギが入っていて、それをジャーっとお鍋に投入されます。
ククスは1鍋につき、1回限りのオーダーしかできません。
後でククスの追加はできないから注意してくださいね
ここでも火加減は社長さんが見てくれてましたが
時々麺をかき混ぜておきました。
5分位煮ると、社長さんチェックが入り
出来上がった〆のククス
最初はククスは1人前でも結構多めに入ってるわ
なんて思ってたのにね
食べだすとあっという間にこれまた完食してしまい、スープも全て残しもせず食べきっちゃいましたよ
旦那王子はタッカンマリのタレに麺をつけて食べていたけど
私はお皿をもう一枚もらって、そのままの味で頂きました
ご覧のとおり、鶏の美味しい濃厚なダシがしっかりと出たククスは格別の味わい
社長さんと食事の合間に話していたのは
このお店、今までに本当に韓国メディアからの取材は一切お断りしてきたんだそう。
(だからNHK登場はお店始まって以来、初のメディア露出なんだって)
というのも
このタッカンマリは一度食べたら常連になってしまう
ので
新しいお客さんが増えすぎると常連さんが食べられなくなってしまうのが嫌だから…なんだって
確かに!
このタッカンマリなら私も絶対にこれからもまた食べに行くわ
それなのに
どうして日本のテレビ番組の取材を受けたか?
といういきさつなんだけど
20年来の常連の日本人のお客さんがいらっしゃってて、その方がNHKのプロデューサーを連れていったのが始まりで
このタッカンマリの味が忘れられずPさん、月イチでこのお店に通い続けて番組で紹介させて欲しいと頼み込んだそうです
その情熱に社長さんも承諾をして、初のテレビ取材を受けたそうなんですよ~!
Pさん、なんちゅうグッジョブや
社長さんもとても親切な方で
高望みはせず、お客さんの満足を第一に大切にしている気持ちの伝わるタッカンマリ
このとびっきりの味をごちそうさまでした
お店は11時から22時までの営業だけど品切れしたら営業終了となり、だいたいいつも8~9時にはお店が閉まっちゃうみたい。
15時~16時は昼休憩となります。
日曜日は定休日。
詳しいお店情報は
でご確認ください~
このエリア、ちょっとおしゃれっぽいカフェやパブがあったりもしますが
レザーの加工も盛んで、なかなかのディープ感を漂わせております
(まるでソウルのフィレンツェみたいって思ったわ)
→でも異論はもちろん認めるw
そんな地元の人々に愛される連日大盛況のタッカンマリ
タッカンマリって意外に韓国人でも知らないとか食べたことないっていう人が多くてビックリするけど、この味知っちゃうと誰もが忘れられない味になるのは食べてみるとわかります
旦那王子がこれは韓国人なら誰でも虜になる味だと宣言してるしね
日本人の私だってそうだもの!
あまりに強いにんにくの風味はちょっと苦手なハズなんだけど、このタッカンマリは最高
また絶対にリピします
食後のニンニク体臭は気にならなかったですよ!
自分だけかもしれないけどね^^;
服にはちょっとニンニクというか、タッカンマリの匂いは残りました
rico♡
ランキングに参加中~☆
『ブログ見たよ』で1日1回
クリックして頂けると喜びます*。٩(ˊᗜˋ*)و*。
にほんブログ村
今日もありがとうございます...xx♡