麓山寺 (湖南省長沙市) | 【中国旅行家】momonga-travelのブログ

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旅するモモンガさんの「旅行日記」と「気まぐれ日記」

中国に8年間住んでいたのサラリーマンのモモンガさん。
当時、休日はバックパッカーとなり中国各地への気晴らし旅行。

自称「モモンガ・トラベル China Branch」を経営ということで…

麓山寺(Lùshānsì)

訪問日 2021年7月25日


麓山寺は、またの名を古麓山寺、慧光寺、麓苑、万寿寺という呼び名を持っている。


創建は西晋武帝泰始四(268)年、湖南の地に一番最初に仏教を伝えた僧侶の竺法崇により建てられた。つまりは1700年以上の歴史があり、中国の仏教の歴史でも早期に建てられた寺院である。


さて行ってみましょう。

照壁。南無阿弥陀仏と書いてあるのですかね?


麓山寺の見取り図と説明ですな。


こちらが山門。

自分が持っている15〜16年版の地球の歩き方『中国』にもこの山門の写真が掲載されている。日中戦争の際、日本軍が攻めて来てこのお寺の大半が破壊されたという。この山門は破壊から逃れたらしい。


1983年に湖南省の省級文物保護に認定されたんですね。入ってみましょう。



まず境内に入るとみえるのが弥勒殿。

この弥勒殿は1985年に再建される。中国の仏教寺院には、まずは弥勒菩薩がお出迎えするのが一般的。そしてその裏には韋駄天(いだてん)という仏様がいる。

昔NHKの大河のいだてんは韋駄天から名前が取られている。


弥勒殿を抜けると大雄宝殿。こちらも1985年に再建される。中には大仏様や薬師如来が安置されている。


雄大宝殿の裏には、観音さま、その周りにはたくさんの侍従がいる。


観音堂

こちらは日中戦争の際、破壊を逃れたらしい。


観音様が安置されていますが、観音様より大仏様の方が地位が高いんですよね。なのに、観音様が一番奥に祀られているんですね。


あとこのほかにも仏様が安置されていますが、基本写真NGらしく、写真に収めることは出来ず…


一周して山門のところの放生池にきました。

亀さんが甲羅干しをしています。


終わり。