昨日は都知事選でしたね。

まあ、思った通りの結果で終わりましたが。

 

計画通りに遂行されていると思われますので、

一生懸命、選挙に心血を注いだ方は、ここで心を痛めないで下さい。お疲れさまでした。

 

ただ、

これから先も厳しい世の中になると予想されますので、

どうぞご覚悟ください。

 

 

 

さて、

日曜日は、映画を見ました。

その名も「サバイバルファミリー」

2017年に作成された映画です。

今後の参考になるかもしれない情報がたくさんあります。

 

 

【映画のあらすじ】

東京に暮らす平凡な一家、鈴木家。

さえないお父さん(小日向文世)、

天然なお母さん(深津絵里)、

無口な息子(泉澤祐希)、

スマホがすべての娘(葵わかな)。

一緒にいるのになんだかバラバラな、ありふれた家族…。

そんな鈴木家に、ある朝突然、緊急事態発生!

テレビや冷蔵庫、スマホにパソコンといった電化製品ばかりか、電車、自動車、ガス、水道、乾電池にいたるまで電気を必要とするすべてのものが完全にストップ!

ただの停電かと思っていたけれど、どうもそうじゃない。

次の日も、その次の日も、一週間たっても電気は戻らない…。情報も絶たれた中、突然訪れた超絶不自由生活。

そんな中、父が一世一代の大決断を下す!

監督   矢口史靖
出演   小日向文世、深津絵里、泉澤祐希、葵わかな

[サバイバルファミリー  上映時間:117分 ]

 

 

 

 

 

 

ダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュダッシュ

 

この映画を見て思ったのは、備蓄食料の事。

これからの世界は助け合いの世界だ・・・と言われていますが、その前に奪い合いの世界がやってきます。

 

ただの500mlのペットボトルの水が、命綱になります。

 

誰もが生存の危機を迎えて自分や家族の命を守るために

「致し方ない」盗みを働くようになります。

 

備蓄は命を守る財産です。

生き残るためには、自分ちの備蓄量は人に言わない方がいいです。

もちろん、備蓄倉庫を持つほどのお金持ちは、

周りの人にふるまう事も出来るでしょうが、

個人での備蓄では限界があります。

 

とはいえ、備蓄倉庫を持っている人が、みんなのために開放する事は考えられず、むしろ、コメを渡す代わりに何かを要求されることはあり得る事だと思います。

 

 

電気は使えず、

お金は使えず、

貴重品も役には立たない場合、

米や水、缶詰を持った人が強者となります。

 

「それはおかしい。みんなで分け合わなければ、助け合いの世界にならない」

と、私も思っていましたが、

映画を見ながら、

「私のように思っていたら、あっという間にむしり取られて、自分もそっち側(奪う方)へ行ってしまう」と思いました。

何しろ、分け与える人と、欲しい人の比率が圧倒的に違うのですから、当然と言えば当然。

 

どなたかのブログで、

震災時の避難所でのお話を読みました。

リュックに食料を持っていくと受付時に「皆持ってないから」と没収され、

リュックの底に隠していたお菓子も「子供にあげて」と取り上げられる。

もしかすると寝ている間に盗まれる。

 

自分が飢えた状態で「いいよ、いいよ、仕方がないよ」と言えるだけの高尚な意志を持ち続けられるのであればいいですが、自分の持ち物を身ぐるみはがされる時、理不尽さを感じてしまうのなら、自己防衛は仕方がないと思います。

 

助け合いの世界が始まるのは、たぶん、

本当に、誰もが何もなくなったとき。

奪うものも何もなくなった時に初めて、

「みんなで何とかしましょう!」

ということになるのかと思います。

 

そこで初めて、自然はそこに在る事、水はそこに在る事、

支えあう仲間の有難さに気づくのだろうと思います。

 

 

 

さて、映画のシーンで考えさせられたシーン。

 

あらかじめ準備をしていたグループの人たちの存在。

「せっかくの体験なので楽しもうと思います」

 

前もって自転車やテント、干物用の網などを用意していた

アウトドアに慣れた人たち。

なるほどなあ~。普段からサバイバルに慣れているから、別に苦労と思わないわけです。

 

 

あと、私が心を打ったシーン。

 

山奥の過疎化した独り暮らしの農家のおっちゃんが、

労働力の代わりにご飯と漬物、梅干し、目玉焼きを提供してくれた時、ちょっと生意気に見えていた娘が、涙を流しながらご飯を食べるシーン。

「(なんで泣いているか)わかんないよ」

久しぶりのご飯、久しぶりのお風呂、久しぶりの布団。

そんな当たり前に思っていた生活が、どんなに幸せだったかを思い知るシーンです。

 

 

この映画を見たことある人も、

まだ見ていない人も、

ぜひ今年中に見て頂いて、ヒントをもらってほしいと

思いました。