つい最近
今までなんともなかった上下の奥歯が突然痛みだし
熱いものや甘いものを飲んだり食べたりした時と寝る前になるとズキズキと痛むため
しばらく我慢していたもののとうとう歯医者さんに行くことに。
病院に関してはビビりで
よっぽど具合が悪くないと自ら行く事はあまり無いのですが
歯医者さんだけは
矯正したり定期的に検診やクリーニングに通ったりしていたのでそこまで抵抗は無く
しかしここはマレーシア
異国の地で行く歯医者さんは初めてなので
かなりドキドキするものの
もうそんな事も言ってられないくらい痛くなってきた
友人に教えてもらった歯医者さんに予約を取り、やっとこの痛みから解放される♪と喜んで駆け込んだのも束の間
ここで新たなピンチに見舞われる
ドクターは信頼感あふれる優しそうな中華系の先生で
もろもろの検査の後丁寧に説明してくれるものの
彼の容赦のない、知らない単語たっぷりの
治療に関する説明の内容をほとんど理解する事ができない
雰囲気でわかるだろうと甘く見て
事前に歯の治療に関する知識や単語を調べて仕入れていかなかった自分が悪い
説明の合間合間に
「make sense so far?」(ここまでの説明はわかる?)
とちゃんとドクターは聞いてくれて
非常脱出口を用意してくれているというのに
なぜかNOと言いたくない日本人
そこに私の
わからなくても流暢な相槌を打つ
という悪いクセが加わり
ドクターもよもや私が全くわかってないとは微塵も疑わないほどのフェイク相槌が火に油を注ぎ
彼のマシンガン説明が加速する
結局何も理解できないまま
先生を信じて全てを託す事にした
上の歯は簡単な治療で済むようで
その場で治療してもらい
翌日の下の歯の治療に備えてクリーニングをし痛み止めをもらって家に帰る
領収書の名目とネット情報を照らし合わせながら自宅学習
領収書に「Root canal treatment 」と書いてありこれは何ぞやと調べたら根管治療の事で
あらためて根管治療というものを知る
そこでようやく
あの時ドクターは下の歯の根管治療の内容を説明してくれていたのだとわかった
上の歯の治療とレントゲンとクリーニングで520リンギ(約16000円)
根管治療が1050リンギのところ
30リンギのクーポンをもらい1020リンギ(約31000円)
ここまでは保険請求できる
あとはクラウンを
金属のものにするか自費のオールセラミックにするか up to you♪ との事
(セラミックは日本の3分の1くらいのお値段)
翌日
先生はマイクロスコープを付けて厳重な装備をして待っていて
私も口の中にラバーダムという緑のシートを貼り付けられ
緊張するけれども麻酔の注射さえ我慢すれば歯の治療は怖くないというのもわかっているので
無の境地で1時間半の治療を乗り越えた
しかしやはりそこは半ばに差し掛かった五十路
ワイヤー付きのシートを貼り付けて長時間無理やり開けられていた口はシートを取り外してもしばらく戻らず
先生が慌ててエラのマッサージをしてくれてようやく元に戻ることができたのでした
笑
深いところで神経をこねくりまわす治療だったため
次の日は顔が腫れお肌にハリが出た
つやつや✧︎
数回通い
予約のしやすさとスムーズな対応ですっかり気に入り
今までは一時帰国した時に日本のクリニックで検診やクリーニングなどしてもらっていましたが
1ヶ月前くらいでないと予約が取れなかったりなかなかタイミングを合わせるのが難しかったので
これからはこちらでやろうと思います
安心安心
歯医者さんに行くたびに
思う事はただひとつ
麻酔のある時代に生まれてよかった