さて、一時帰国期間も残すところあとわずか
この1年
帰国の楽しみは娘達に会うことでしたが
一方で
認知症との戦いでもあり。
ヘルパーさんやお弁当などの介護サービスを受けながら1人暮らしを続けている母は
認知症がかなり進んでいるものの
口も動くが身体も動くタイプ。
口調もとてもしっかりしており
その場で調子よく話を合わせることができるため関係性の薄い他人には全く気付かれない場合も多い
普段の生活では忘れる事が多く
いろいろわからなくなっていて
かなり不便が出てきているけれど
介護認定の面談などではテキパキ答えてしまう認知症あるあるそのものタイプです。
認知症介護の基本
否定せず優しく受け入れる
頭ではわかっているものの
今の母に対して私はそれがどうしてもできない
「お父さんを迎えに行かないかん」
「天国だが」
「おばあちゃんを病院に連れて行かなければ」
「35年前にその必要は無くなっています」
「高校に遅刻する」
「誰の高校よ」
「私の」
「若返りすぎやろがい」
84歳のJKおったら怖いわ
どうしても受け入れられず
自分の未熟さが露呈してしまう
「あなたのごたるわーかい娘さんが」
「……… ෆ̈」
否定せず優しく受け入れる。
やっとできた
心配なことは山ほどあるけれども
母の決めた魂の道のりだと思って
ある程度は俯瞰して見るように心がけています
産んでくれて育ててくれて
今もわからない事が多くなってきた中
1人で暮らしてくれていて
こうして帰ってくる場所があることに感謝を忘れずにいたいと思う一方
やっぱり認知症介護を抱えている多くの人達にとっては
きれいごとでは済まず
日々のイライラや
いつまで続くかわからないこの先の不安に押しつぶされそうになりながら
大変な思いをしているのも事実だと思う
何が正解かはわからないけれども
限られた一緒の時間をなるべく楽しく過ごして
終わりが来た時に後悔はしたくないなと思います
先日母を連れてお参りに行った神社のおみくじには
静かに耐えろ
と書いてあった ('、3_ヽ)_ちーん
いろいろ葛藤はあるけれど
穏やかに日々を過ごして元気でいてほしい
今日も一日
パラレルワールドトークを聞きつつツッコミは忘れずドライブにでも連れて行こうと思います
ツツジきれい