日本におります
帰ってきた途端
朝は5℃ 昼間は25℃
という、何を着ればいいのかさっぱりわからない気温に翻弄されています
空港からステイ先の実家に到着し
荷物を置いてすぐに
高3の次女が暮らす高校の寮へと向かいました
車でぶんぶんと走り寮の駐車場に到着すると次女が
「マミー!」
と両手を広げながら
Malaysiaと大きく書かれたトレーナーに下はジャージ そして足元はローファーというエキセントリックな姿で走ってきた
3ヶ月ぶりの再会 ハグハグうるうる
元気そうでよかった
「たくさん話したい事があるんだー」
「なになに聞きたーい」
週末にゆっくり一緒に過ごそうと約束し
名残り惜しかったけれども
寮の先生方に挨拶をして
またぶんぶんと車を走らせ家路を急ぐ
途中、次女が半年だけ通った中学校の前を通った
2020年
コロナ禍でロックダウンがあり
マレーシアで通っていた学校もオンライン授業だけになってしまい
進路を決める大事な時期だった事もあって急遽、夫を残し帰国する事を決めた
実家の近くにある公立中学校の
3年生の2学期が始まったばかりの時期に編入する事になり
帰国後2週間の隔離もあったため国内線での乗り継ぎがすぐにできず
実家のある町に帰ってきて準備をする期間は1日しかなかった
その1日で市役所へ行き中学校へ挨拶に行き諸々の手続きを済ませて買い物に走り回る
すぐに体操服は買えたけれども
制服が既成のものがなく
出来上がるまで1週間かかるという
もう明日から学校行くのに制服が無い
常夏のマレーシアで通っていた学校の制服は派手な原色カラーの南国仕様ポロシャツなので、そういう場合に着るであろう前校の制服として着ていくにはさすがに無理がある
どうしよう
そこで娘がひとこと
「体操服で行くよ!」
そっか、体操服あるもんね
それでいいよね
「うん全然いいよ」
じゃあ教頭先生に連絡しておこう
という事で電話をして
「これこれしかじかで、明日は体操服で登校してもいいですか?」
すると教頭先生から
「… え…?体操服で大丈夫ですか…?」
という返答があった。
ん?
「もしかして体操服登校は禁止ですか…?」
とおそるおそる聞いてみると
「いえ、体操服でもいいんですけど…
大丈夫ですか…?」
なにが〜 なにがですか〜
「あの…うちの娘のお古で良ければ制服できるまでお貸ししましょうか?
ひとりだけ体操服だと次女さんが気にしたりしないですか?」
…
「…すみません
本人全く気にしてません…」
「そ、そうなんですか…
なんか…やっぱり外国だと違うんですね… さすがですね…」
想像の上をいく
教頭先生の細やかな気遣いに感動したけれど、マレーシアで鍛えられている彼女には全く必要なかった
そして翌日初登校の日
まず最初に校長室へと向かい
そこに教頭先生もスタンバイしてくださっていて
上下体操服を着てニコニコしている娘を見て
「なんか…すごくいいですねこういう感じ」
と感慨深そうに言ってくださったのがとても印象的でした
そして優しい教頭先生に連れられて教室に向かう娘の後ろ姿を見送ったのでした がんばれ転校生
あれから2年半
時間が経つのは早いなあ
やらないといけない事が山積みで
忙しい一時帰国になりそうですが
黄砂に負けず頑張ります
登校後のお話
マリオの映画も観たい( •̀∀︎•́ )✧︎