マレーシア3年目のある日の夕方
娘たちが学校から帰ってきて
一緒に買い物に出かけようと外に出ると
次女が
「なんか気持ち悪い」
急いで部屋に戻ると
ウゲー🤮となってしまい
その日は夕方から夜中までずっと
トイレにスタンバイしていないと
いけない結構ひどい状態になった
うーん…
何が悪かったんだろうと
何だかよくわからないまま
夜中には少しずつ吐き気も治まり
朝まで少し寝ることができた
そして翌日の朝
学校に欠席の連絡をして
ゆっくりしていると
折り返し電話があり
「昨日食堂で何か食べましたか?」と。
かなり多くの生徒がその日同じ症状で
欠席していたらしく
娘に聞いてみると
「カリーパフ食べたー」
友達が食堂で買ったカリーパフを
分けてくれてひとつ食べたと言う
カリーパフは
パイ生地の中にカレーが入っている
学校でも人気の美味しいおやつ
驚いたのは
その後すぐに保健所からも
聞き取り調査の電話があった事
学校の食堂で何時ごろ
何をどれくらい食べたかを聞かれ
こちらが日本人だとわかると
日本へ旅行に行った思い出を語っていた
その日は学校でもすぐに保健所の
立ち入り調査が入ったらしく
前日に食堂を利用した生徒全員に
聞き取り調査があり
キッチン内の立ち入り検査も
細かく行われていたとの事
そして犯人は
カリーパフとスパゲティ
という事まですぐに発表され
学校から詳細な経緯とお詫びの手紙が
保護者宛に送られた
そして学校の食堂は消毒作業のため
3日間閉鎖する事になった
正直
東南アジアで食あたりをするのは
仕方のない事で
学校もインターナショナルスクール
と言えども
都会にあるような外資系ではなく
学費の安いインド系マレーシア人
経営母体のローカルインター
きっと学校もそれを当然の事として
たとえ食中毒になったとしても
自己責任で終わると思っていた私は
日本のように保健所が動く事や
学校の丁寧な対応に驚いた
確かにそれまで屋台や
安いローカル食堂でも
食べたものであたったりした事は無く
保健所の検査も定期的に行われていて
管理は厳しくされているんだと思う
マレーシアに住む前と住んでからの印象は
私の中で大きく変わった
もちろん
外国人として恵まれた環境で
過ごさせてもらったので
深い部分では
真の理解はできていないと思う
過ごした範囲内だけで言えば
ゆるゆるで明るくテキトーな南国
に見せかけておいての
実はストイックな部分も結構ある印象
民間でのITの浸透率も
日本よりずっと高いと思う
国民の平均年齢が28歳と若いから当然
というのももちろんあると思うけれども
いろんな変化のスピードが速く
私がマレーシアに住み始めて
去年日本へ帰国するまでのたった5年間でも
いろんな事がものすごい速さで進化した
この先いろんな問題が出てきたとしても
柔軟な対応で今後も勢いよく
発展を続けていくんだろうと思います
これからも目が離せない国
密かに研究を続けます
✧︎
読んでいただきありがとうございます