マレーシアには中華英語というものが

存在し


主に中華系マレーシア人の人達が

話す事が多い


発音の雰囲気や抑揚なんかも

中国語っぽい


日本の中学校で習った英語が

頭の中に入っていると

慣れるまではなかなか難しいけれども


意外とシンプルでわかりやすいウインク


街を歩いていると

顔見知りの食堂のおじさんが


「going where?」どこ行くの?


娘を連れて歩いていると


「age what?」何歳?


店に置いてあるフリーペーパーを

「これもらってもいいですか?」と聞くと


「can can」いいよー



マレーシアは他民族国家で

いろんな言語を使うため

英語もそれに合わせて

使いやすいように変化してるんだろう



…しかしこの中華英語を

快く思ってない人がいたやしの木



それは



長女のクラスの担任 真顔ハッ



イギリス帰りで英語を受け持つ

マレー系の担任の先生は

英語にとても厳しく



中華系マレーシア人の生徒が多く

英語の授業中も


「page what?」何ページ?



などの中華英語が飛び交っている事が

面白くない



ある日とうとうしびれを切らし



中華英語を使ったら

罰金 20セン (当時約5~6円)



という

全ての中華系マレーシア人を敵に回す

恐ろしい法律が担任により制定され


教壇の上に罰金箱が設置された



やしの木



その話を長女から聞いた1週間後


彼女はラッピングされた

鉛筆と消しゴムのセットを

持ち帰ってきた



なんと


罰金箱の中身が


ものの3日で20リンギ(約550円)


貯まってしまい 中華英語100回分


先生は肩を落とし 諦めて

しぶしぶ法律を取り下げ


そのお金でクラス全員分の

鉛筆と消しゴムを買い配ったとの事



やしの木鉛筆



けれども娘が言うには


普段コテコテの中華英語を話している

生徒でも


白人の先生の前だとみんな

ちゃんと文法も変えて 流暢な

トゥルトゥルの英語に切り替わるという


若い世代はちゃんと使い分けている


それに加えて中国語もマレー語も話せる


マレーシアの人達って本当にすごいなと

心の底から感心してしまう

日本人なのでしたニヤニヤ





読んでいただきありがとうございます日本