次女の一番の仲良しは
インド系マレーシア人のパスミタちゃん🧒🏼
インター校の中1の時に転校してきた
次女よりひとつ年上のクラスメイト
彼女はとても落ち着いていて
一緒にいて楽しく
いろんな話ができると喜んでいて
2人はとても仲良くなり
次女が心を許せる大切な親友になった
彼女の家はインド系ゆえとても厳しく
自由にパスミタちゃんが行動する事は
許されない
メールも電話も自由に使えず
全てお母さんから許可をもらい
お母さんのケータイからしか
連絡はできないようになっていた
そして学校が休校になって会えないまま
私たちが帰国することになり
その事を
次女が電話でパスミタちゃんに伝え
1時間ほど部屋にこもっていたけれど
2人で泣きながら話をしたとの事だった
そして最後にどうしても会いたいと
帰国直前にパスミタちゃんが
来てくれることになる
ちょうどロックダウンが
一旦緩まった時期で
お店での飲食も可能になった頃
住んでいるコンドミニアム内にある
スタバで会う事になり
あんなに厳しい家で友達と出かける事など
絶対に許されない彼女が
娘に会うために来てくれて
おそらく彼女にとっても初めてであろう
外での友達とのカフェタイム
それが娘とのお別れの時
もう想像するだけで涙腺が緩む ( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )
渡す荷物もあり
下のスタバまで送って行くと
パスミタちゃんは
歳の離れたお兄ちゃんと来ていた
絶妙な距離を保ってはいるが
まるで政府要人のSPかのごとく
妹に張り付く眼光鋭い寡黙なボディガード
そして妹の見張り番
ま、まさか…
妹が友人とお茶する間も
見張るつもりか?!
むむ!
スタバの中まで護衛を続けそうな勢いの兄
二人きりにしてやれ
私は彼の動向が気になり
遠くから見張っていた
見張りを見張る謎の状況はさておき
店に入って行こうとする妹たちの後ろに
兄はまだピッタリと張り付いている
しかし
入り口には結界が張られていたらしく
彼が店の中まで入る事はなかった
ホッ
次女にとっても初めての
親友とのお店でのティータイム
2人きりでたくさん話ができる
久しぶりの貴重な時間
娘達は2時間ほど楽しく過ごし
必ずまた会おうと約束し店を後にした
店を出たら秒で兄が現れ
パスミタちゃんをガードしながら
車へと帰って行ったとの事
きっと家族でも大切な一人娘なんだろう
その時のスタバのプラスチックカップには
彼女からのメッセージが書かれてあり
次女は今も大切に飾っている
1年経った今も
月に1回ほど電話で話をするのを
楽しみにしており
大人になったら
一緒に日本を旅行したいとの事
彼女が家を出て
自由に動けるようになる日を
楽しみに待っている娘でした
読んでいただき
ありがとうございます