学校で唯一の日本人ママ友


彼女が不思議そうに言っていた


息子には

学校の食堂で食べるお昼ごはん代を

毎日ギリギリの額しか渡してないのに

最近学校が終わると

自分でコンビニに行ってお菓子を買ってくるようになったという


お昼ごはん代を節約してるんだろうか

なんでお金を持ってるんだろう と。



ドーナツ     



後日


彼はバイトをして稼いでいた事が判明

雇い主は同級生


食堂でお昼ごはんを食べた後

彼がお皿を下げていたら


「毎日1リンギあげるから僕の皿も下げてくれ」

 

と同級生に頼まれ 商談成立


それから彼は毎日1リンギをゲットし

裕福になっていたらしい

母は衝撃を受けていた


当時1リンギットは約28円

ちょっとしたスナック菓子や

パックのジュースなら十分買える


やしの木


日本と違い 

学校でのビジネスは結構あり


ある日長女のクラスメートが教室で

手作りスライムを販売するという


予約販売のみで今日注文すれば

早期予約特典として色が選べる


ひとつ10リンギというかなり強気の値段で

一人一人に注文を聞いてまわり

圧をかけてくるスタイル


圧に屈しみんな次々と注文しているが


値段が気に入らず

買うと負けな気がして 

手作りスライムを買いたくない長女


そんな長女の元へ

近づいてきた商売人は一言


「あなたは何色にする?」


強引な商法でますます嫌になり

きっぱり断ってきたと

彼女は家で武勇伝を熱く語っていた口笛


キーホルダー型の

レーザーポインターが流行った時も

次女の担任の先生が教室で販売する事になり


ひとつ10リンギで

飛ぶように売れていたらしいが

次女はお金を持っておらず買えなかった


その日の夕方

レーザーポインターを買いに娘とホームセンターへ行くと


全く同じものが

4リンギで大量に売られており

次女は見てはいけないものを見てしまった。



結論



学校内ビジネスはやったもん勝ちである


マンゴーの赤ちゃん