さて。

記憶が怪しくなってきますが、ここからいきます。

「卒業式と入学式」

 

2017年組は、中3から高1になる時で、ちょうど半分の折り返し地点だったんですね。

 

<卒業式>

これは時期により大きな違いが。

休校期間に入ったあととはいえ、3月あたまに卒業式があった学校は親子そろって卒業式に参列できたようです。

節目のイベントくらいは…という感じ。

 

その後、だんだん世の中が「卒業式は人が集まるし密じゃないか?」という空気になりました。

学校からのお知らせメールも当初の「ぜひ参列してください」から「今のところやる予定です」「判断したら連絡します!」そして「保護者参列は不可です…」みたいな感じに段階をおって変化しました。

結局中旬以降に卒業式が行われた学校は学生のみの卒業式が多かった気がします。

人数の多い学校は半分にわけて時間短縮で行ったりしたようです。

 

飛沫感染をさけるべく校歌斉唱もなし。在校生出席なし。

保護者の参列なし。(保護者は自宅のパソコンで中継をみながら参列。)

オンライン中継をだと全体をうつす感じになるので、遠目でみても制服にマスクで自分の子がわからない…という声もでました。でもまるっきり何もないよりは式をみれるので親としてはありがたいシステムですよね。

中継だけではなく。終了後に動画を期間限定で視聴できる対応をしてくれた学校もあったようです。

 

謝恩会も中止、部活などのお別れ会も自粛するようにというお達しがでました。

 

あ、「そもそも中高一貫だから卒業式やらないよ!」という学校もいくつかありましたよ。

 

<入学式>

4月8日に緊急事態宣言が出されたのですが、その前からそろそろ出ますよ~という空気だったので、入学式は行わない判断をした学校もいくつかありました。

持ち上がり中学受験組は入学式はわりとあきらめムードでしたが、公立中から高校に行ったお友達の母からは「入学式はやってほしい」という声も強くきかれました。

2017年組ではありませんが、私立高校にすすんだお友達の家では、子供は教室で入学式を行い、親は体育館で映像をみると言っていました。(親の方が密だったとか)

高校から入学生が入る学校ではちゃんとやった印象ですね。

 

ただ4月に入学式を行った学校でも、

「制服採寸ができなかったので高校の制服がない!」

という事態に陥ったところも。

高校入学の子の採寸を先にして、中学から進学する子はあとに…という予定だったけれど、休校期間になり採寸できなかったというパターン。結局中学の制服でのり切ったようです。

 

保護者だけではなく、入学式の生徒参列もなしで、オンライン映像のみでという学校もありました。

式服の先生方が粛々と式をとりおこなう映像なのですが、それを見る生徒は部屋着でだらーっとパソコン映像をみるというしまりのない感じになるとか。

 

「入学式は休校あけにやります」

という姿勢を見せた学校も。

節目をきちんと大事にしている印象ですね。

中学1年生のお子さんをお持ちのお母さんは遅くなっても入学式があるというのに喜んでいらっしゃいました。

そりゃそうよね…せっかく受験して入学したのに入学式なしは寂しい。

 

これらの学校は、本当はゴールデンウィークあけを予定していたけれど、休校がのびてしまったため6月に入学式を実施したとか。

保護者参列は1人と決まっているところもあったようです。

校歌斉唱なし、名前をよばれても返事はなしでその場に起立。

キリスト教の学校では讃美歌やお祈りも心の中で…と。

 

ただ…6月の正装だと夏服になるわけです。

冬服と違い夏服はわりとあっさりな学校が多いので、冬服の上着をもっていって看板の前で着て写真をとったとか、夏服をもっていないので焦ったなんて話も聞きました。

 

普通にあると思っていた卒業式と入学式ですが、コロナウイルスの影響でこうなりました。

やはり節目のイベントですからちゃんとお祝いしたかったなという気持ちはもちろんあります。「外食しよ!」みたいな気持ちにもなりませんでしたし…。

 

何より高校の卒業式で、保護者参列不可なのは非常に寂しい話。

6年間すごした学校で、先生にお礼もきちんと言えない先輩方(母)の気持ちを思うとつらいですね。

 

来年度の皆様の卒業式と入学式は無事にできますように。