学校説明会や、受験雑誌とかをみていると
「面倒見のいい学校」「手厚い」という表現をよくみかけます。
「最近の親は面倒見のいい学校を選ぶ」…とかね。
何となく、そう書いてあるといい学校のような気がするし、安心感もある、親子で充実した生活がおくれそう?的なイメージ?
実際に 大学通信が運営するサイト「教育進学総合研究所」は、面倒見が良い中高一貫校ランキングを毎年発表したているのですが、これはアンケートの元が 首都圏の学習塾の塾長・教室長を対象 だったりするので、実際の親の温度差とも違う気がする…。
(このサイトは有料なので、私はこのリセマムの結果をみただけです…笑)
じゃあ、面倒見の良さっていったい何なのよ?ということでアンケートをとってみました。
今お子さんが通っている学校でもいいし、通っている学校にはなかったけれど話をきいてみたら欲しかったなぁ、あるといいなぁという学校への希望も含め挙げてもらいました。
Q、あなたが学校に求める面倒見の良さは何ですか?
・こまめな小テスト…9%
・定期試験の追試、補習…18%
・長期休みの講習…7%
・赤点ではないが下位ではあるという隙間生徒の補習…7%
・塾なしでいける授業内容…12%
・手厚い進路指導…4%
・ホームページやFacebookなどでの情報発信…7%
・学内ポータルサイトなどでのクラス担任の保護者への発信…2%
・職業に関する講演会がある…2%
・学校からのメール連絡…5%
・配布プリントが確認できるようなシステム…9%
・定期的な個人面談…9%
・不登校になってしまった時のこまめなフォロー…7%
・そもそも面倒見がいいって何かわからない…2%
という結果になりました。
選択肢を自由に増やせるようにしてあるので、結果はかなり分散しました。
それだけ求める内容が多岐にわたるということでしょうか。
やはり中高一貫して6年間学べるというだけあり、学習面で小テストや補習などで落ちこぼれを作らないで早期発見、定着を求める意見は多いですね。
また、赤点や成績下位者は補習や呼び出しなどがあるが、補習をぎりぎりまぬがれたが実は大してかわらないギリギリの層が、安心しきってまずいので何とかしてほしい!という声も。
補習と再テストに関しては、実際「帰れま10」のごとく全問正解したらかえってよし!的な耐久トライアル追試を実施をした学校もあるようで、とっぷり日も暮れたとか。それはそれでいい思い出…になるかな?
自由参加の講演会や講座などについては「学校が色々用意してくれてるが本人に行く気がない」「参加する気持ちがまるでなく、プリントを捨ててしまうので実感できない」という話も。
自主性を重んじるが故に、参加の意志も本人にゆだねた結果、参加しないという結論になったと。このあたりは学校の面倒見がよくても実感できない部分ですかね…
情報発信の面では、子供が難しい年ごろで会話がない、普段学校にいく機会がなかったりするので、学校の発信で生徒の様子がわかるのは嬉しいという話も。
発信している学校に通わせる方の話では、学校もあらかじめ露出に対するアンケートをとっているので、顔出しできない生徒などへの配慮はされているようです。
あとはプリントですね。
難関校の生徒だろうが、自由放任主義の学校、わりとかっちりしている学校に通学していても
「子どもがプリントを出さない」
「知らないことが多すぎる」
「子どもが取捨選択して、勝手にすてる」
「鞄の中にいつまでもいらないプリントがあり、出すこともしないので部屋を捜索してもみつからない」
というお嘆きの声は共通して多い。
このあたり学校も苦心しているようで
・プリント配布をやめて、全部メールやPDFファイルなどで保護者に一括送信で済ませる学校
・プリントを配布しましたので、詳しくは学年のページをご覧くださいとメール連絡をして学内ポータルサイトに掲示する学校
・お子さんに大事なプリントを配布したので確認してくださいとメールでお知らせが来る学校
という対応がみられました。
子供には自由、自主性を追求してほしいけれど、それを保護者配布あてのプリントにまで求めないで…という感じでしょうか。
放任主義、子供には自由を謳歌させても、保護者にはきちんと連絡、説明がいきわたるようにしてほしい的な。
続きます!いよいよ次が最後だよー!