中学受験で学校説明会に行くと、「塾(予備校)なし」かどうかが話題になることがあります。

 入学するまでは私の認識は

・学費がかかるから、予備校代とかかかるのは痛い。塾なしでいけるってことは学校が大学の対策を考えてくれるのよね

・予備校の自習室を確保するために単科で通うって話もきくなぁ

という感じでした。

 

 とは言え、私自身も中高一貫校に通い、高2あたりから予備校に行っていましたので、「絶対に予備校にいかせない!」という意識はさらさらありません。

 まぁ、行くのが遅くなるならお金もういてラッキーくらいな感覚。

 そもそも中学受験でデータの日能研にお世話になり、説明会やら模試結果や面談やら塾の恩恵に預かっていたので、計画性のないおっとり息子を塾なしのまま大学受験させる方が不安だったりします。

それでも高校いったら考えようか…的な感じで、現在学校の教育内容に不満はありません。

 

 ところがですねぇ、かの有名な 「鉄緑会」 やら、特待生やら、入学前から英語塾やら模試もうけたりする出来る中学生の姿をブログ界ではよくみかけるのです。

 はっきり学校名はわからないけれど、なんとなくどこの学校かは匂う訳で。

「あそこの学校、説明会では塾なしでいいという話なのに…」

というところもある。

 頭ではいらないと思っていても、実際同学年で行っている人がいると気になりますよね。

 

 2017年仲間に「通塾の予定ありますか?」とアンケートをとると

・大学進学にむけて通塾中 0%

・学校の成績がやばくて補習塾通塾中 0%

・中3からいかせたい 0%

・高1からいかせたい 0%

・高2からいかせたい 25%

・本人が言い出したら検討 75%

という結果になりました。

 類友(笑)

 まぁゆるゆるというか、一般的な中2の姿ですね。

 

 私は何か機会があると学校の先輩母に

「予備校って、いつから行くパターンが多いんですか~?」

と聞いてみるのですが、高1で翌年希望のクラスに入れないのがわかりやばいとおもって通塾する子や、高2の夏期講習あたりから通う子、高3になって単科だけ通いだした子など…本当にそこは「子どもが行きたいといった時」になる様子。

 まぁ、首に縄つけていく歳でもないですからね。

 部活に本当にうちこんでいて、現在高2で

「私も行かせたいし、本人も行かなきゃといっているけれど時間がなくて」

というお家もありました。

 

<部活引退してから意識をきりかえ、見事難関大学に合格した子>の話などもききますが、それは本当に部活に明け暮れた子の話であり、部活もほどほど、ゲーム大好きなうちの息子の意識が、がらっとかわるとも思えない(笑)

  とはいえ、部活が同じ先輩というのは、思考回路や生活パターンが似ている場合が多いので、先輩母のアドバイスが肌に合うことが多い様子。

 保護者部活懇親会がある学校も多いので、機会があったら聞いてみるのもいいかもしれませんね。

 

 息子の学校も塾なしタイプの学校ですが、普段から通塾している子の話、夏期講習にいった、英語の講習をうけたなんて話を保護者の集まりで耳にして、「え!」と心がざわついたりもします。

 詳しくきくと「学校の勉強だけじゃ物足りない」というケース、夏休み家でゴロゴロしているのに親が耐えられなくていかせたケースなんかもあり、切迫感はありません。

 

 物足りない、もっと勉強したい、同じような意識をもった子と勉強したいという知識欲。これは確かに伸ばしてあげるのもいいかもしれません。

「中学から大学受験にむけて勉強するなんて!」と世間から思われたとしても、当の本人は小学校時代の塾友と再会できたり、色々な学校の子と知り合いになれて楽しい様子。もともと難関校をめざして中学受験してきた上位層だから勉強は苦にならないのもあるでしょう。

 考えてみれば、似たようなことは中学受験時代にもありました。

受験をしないで地元公立中に行く一部の人からは「子供なのに夜遅くまでガリガリやらせて可哀想」なんていわれましたが、本人達は先生の面白い授業、切磋琢磨する仲間に刺激をうける日々、行きたい学校にむけて頑張時間だったのだから、外野がとやかくいうことではないでしょう。

 

 話は脱線しましたが、学校が進度や内容を考えて授業を組んだとしても、塾に行きたい子どもと塾に行かせたい親がいれば、たとえ塾なし学校をうたっている学校でも塾あり学校になるということです。

だから、よくエデュとかで、「塾なしと学校説明会でいっていても、○○予備校にはいっぱいあの学校の生徒がいた」なんて書き込みがあったとしても、それほど深刻に考える必要はないかなという感じです。

 

 ただ…塾にいくということは、当たり前ですが学校の進度と違う内容もやる訳で。

 中学では宿題やレポート等の課題の提出が多い学校が割とあるので、下手すると共倒れになる危険性があります。

同じ内容をやっていたとしても、私立はわりと先生オリジナルプリントやひねった問題を出してきたりするので、授業を聞かず試験前にその範囲の教科書内容を詰め込んだとしても、点数がのびなかったりすることもある。

 時間配分がうまい子、授業で吸収できる子、課題が少ない学校ではないと中学のうちの両立は厳しいのではないかと個人的には思います。

 学校によっては、成績によっては高校にあげずに肩たたきをするケースもあるので、まずは学校生活と授業を大事にするのがいいのではないかなと思います。

 

 肝心の塾(予備校)情報はどこで得るのか?

…というと、やはり先に通塾している友人の情報が大きいようです。その他に通学路で配るリーフレットが情報源。

 うちの息子の消ゴムは、あそこの予備校の配っているもので六年まかなえるのではないかというくらいもらってきます。

もっとも本人中身をみた形跡ないけれど…