<た行>

 

【大学入試改革】(だいがくにゅうしかいかく)

2020年から導入される「大学入学共通テスト」(仮称) 。今までのセンター試験にかわり「21世紀型教育」をめざす選抜方式になるといわれている。

この改革をみすえて、各中高一貫校も体勢をととのえる必要がうまれた。

教育現場で実践するための手法として、「アクティブ・ラーニング(AL)」「グローバル教育」「ICT教育」「キャリア教育」などが挙げられるが、学校説明会でもこれらのワードを耳にすることが多くなった。(一部の学校は「昔からやっていることなので、改革といわれても何らじたばたすることはない」と胸をはっている。)

実際に入試では、選択型入試が増えたり、自由記述問題が多くなるなどの傾向がみられている。

 

【大学附属】(だいがくふぞく)

大学がある中高一貫校。

説明会では、その大学にどれくらいいくのか、権利を持ったままの他大受験は可能なのかをチェックするとよい。

基本的に10年教育をうたっている学校は、先取り授業を行わなかったりする。

大学受験を気にせずに、のびのびとやりたい事ができる、高大連携で大学の授業を受けられたり、大学の教授が高校にきて授業をしてくれたりというメリットもある。

大学入試が変わって先行き不安ということもあり、最近大学附属の人気が上昇した。

 

【ダブル出願】(だぶるしゅつがん)

受験日と受験時間帯が同じ学校の両方に出願すること。

戦局によって、どちらの学校を受けるか決める。

インターネット出願の登場によって、ダブル出願はへったものの、可能性がある学校は願書を用意したり、出願要項を事前に確認しておいた方がよい。

体が一つしかないので当然1つの学校しか受験できないし、受験料は無駄になるが、予想できないのが中学受験であるし、過密スケジュールの中で動くことが厳しいこともあるので割り切って出願しておくのも大事。

 

【誕生日プレゼント】(たんじょうびぷれぜんと)

日能研の本部系では、5年生の時は本、6年生の時はマグカップがプレゼントされる。

ちなみにマグカップは大きくて重い。

 

【チャレンジ校】(ちゃれんじこう)

今現在の子どものR4では手の届かない学校。難易度などが上の為厳しいこともあるが、過去問の相性や当日までの伸びでミラクルを起こすこともある。

上をみていないと成績は停まるともいわれているので、きちんと対策をとってチャンンジする精神も大事。

参考→併願参照

 

【抽選】(ちゅうせん)

実施する学校は少ないが、 国立中学などでは規定を設けていることもある。

2017年8月末には、国立大学の付属校の入学者を学力ではなく、抽選で選ぶべき」との提言を盛り込んだ報告書を文科省の有識者会議がまとめたというニュースがネットをざわつかせた。

 

【TMクラス】(てぃーえむくらす)

トップオブマスターの略。

日能研の関東系の成績上位者で構成され(Mクラスのトップ)、公開模試での偏差値により規定がある。

存在する校舎は限られる。

噂では、担当者が変わらないとか、オリジナルプリントがあるとか…

→クラス編成参照

 

【転塾】(てんじゅく)

学年がかわるタイミングでする人も多い。

進度だったり、立ち位置だったり、校舎や人間関係だったり…理由はさまざま。

転塾する場合は進度が違うので、自分で足りない分を補う&親がフォローする必要あり。

突き抜けている成績の場合は、どこにいても大丈夫という話も聞きます。

 

【天王山】(てんのうざん)

豊臣秀吉と明智光秀が戦ったという山崎の合戦で布陣した場所。 戦いを左右するような重要な時に使われる。

受験では夏休みの頑張りがその後の受験を左右するという意味で「夏休みは受験の天王山」的な意味で合言葉とてよく出てくる。

 

【東大合格者数高校別ランキング】(とうだいごうかくしゃすうこうこうべつらんきんぐ)

毎年3月に発表。

中高一貫の難関校ではある意味学校の手腕をはかるものでもあるので、野次馬的に結構ネットはもりあがる。東大とあわせて国公立や私立のランキングの合格者も発表されるので併せてチェックしたい。

自分の子どもが進学する学校はこの時には決まっているので、上位何番に入っていれば、この大学に入れるのかというざっくりした目安にもなる。

 

【解き直し】(ときなおし)

→振り返り参照

 

【特攻】(とっこう)

無謀な併願を組んでのぞむむこと、または散ったその結果。

子どもの成績や適性、塾の先生のアドバイスを聞かないで組むと危険なスケジュールになる。

理想は大事だが、失敗すると子どもの心に深い傷と挫折感が残るので、くれぐれも親の勝手な理想の押し付けに終わらないように注意する必要がある。

 

【隣の芝生】(となりのしばふ)

限りなく青い。

特にブログを見ていると「優秀児がこんなにうじゃうじゃいるのか…うちの子って」という気分になる。

 

【ドボン】(どぼん)

公開模試などで、予想より思い切り低い時や、やっちまった感のある時に使う。

 

<な行>

【灘特】(なだとく)

日能研関西のコース。2年生、3年生の『灘特進 Jr.』と、4年生からの『灘特進コース』がある。

選抜制なので、テストで所定の成績を修める必要がある

 

【日能研】(にちのうけん)

日能研(本部)・日能研関東・日能研東海・日能研関西・日能研九州の5社からなる企業グループの総称。

首都圏では入塾するまで知らなかったという人も多いが、本部系と関東系の教室が存在し、担任や課題などのスタイルが違うので、入塾前によく調べること。ちなみにブログ界では関東系の方が宿題が多くかっちりしていると言われる。

 

【日能研番号】(にちのうけんばんごう)

通室する上で、テストなどにも書き込んだりする生徒番号。

学年がかわると番号も変わるが、校舎での順位がわかってしまうので、判明時期にはブログがざわつく。

最初のアルファベットは所属の校舎を表し、その次が学年、続く3桁が前年度の教室内総合成績をもとに出された校舎内順位。 最後の1桁はコンピュータ入力の際入力ミスを防ぐためのチェックデジットと言われる。

 

【日特】(にっとく)

日曜にやるので、日特と思われがちだが、日能研入試問題研究特別講座の略称である。

6年前期は前期日特とよばれ、成績でのざっくりしたクラス分け、後期は後期日特になるが、自分が選んだ日特名で呼ぶことが多い。後期から志望校に特化したスタイルになるため、前期は日特をとるか悩む人が毎年出現。

ちなみに後期日特は難関校日特、上位校日特、合格力完成日特に別れる。

学校名がついたものは冠日特ともいわれる。

2月1日に入試を行う学校が対象校になるため、2日や3日が本命の人はどこに通ったらいいか悩むことになる。土曜日にやる志望校別特別選択講座(研究講座)を併用することも。

≪類≫難関校SS特訓(サピックス)、NN(早稲田アカデミー)、 学校別対策コース (四谷大塚)

 

【日本能率進学研究会】(にほんのうりつしんがくけんきゅうかい)

日能研の昔の正式名称。親世代で通塾していた人はこちらで覚えていたりもする。

 

【入試解禁日】(にゅうしかいきんび)

各都道府県の私学協会では地域の「入試開始日=入試解禁日」を設定している。

東京都・神奈川県は2月1日 ・千葉県は1月19日 ・埼玉県は1月10日となっているため、前受として早い入試日程を利用することが盛ん。(→前受校参照)

ちなみに関西地区(大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県)では、私立中学校の入試解禁日が統一されている。

 

【入試説明会】(にゅうしせつめいかい)

→学校説明会参照

 

【入試志望者動向】(にゅうししぼうしゃどうこう)

志望校判定テストや合格判定テストなどの模試で登録した、受験生の志望校の情報をもとに分析した資料。日能研で配布される。

各校の志望者人数や動向を割り出し、 入試にむけて作戦をねるのに使う。

 

【入試報告会】(にゅうしほうこくかい)

入試が終わったあと、各塾で行われる実績報告会。

自分の塾からどれくらい合格したかとか、今年のトレンドや、入試問題の傾向などを大きな会場で説明する。

日能研では「オンザロード」という名前で呼ばれるのが一般的。

途中受験生が頑張ったドキュメンタリービデオが上映されるが、5年の時は来年を思って、6年の時は頑張った自分達を思って涙する。

 

【NettyLandかわら版】(ねってぃらんどかわらばん)

5万部発行の無料情報誌。日能研でもらってくる他、私学フェアなどでももらうことができる。

学校の特集ページなどがある。バックナンバーはNettyLandで検索すればホームページで見る事ができる。

 

【熱望校】(ねつぼうこう)

どうしても入りたいと強く憧れる学校。

チャレンジ校とちがい、実力や偏差値は関係ない。

 

【noblesse oblige】(のぶれすおぶりーじゅ)

フランスで生まれた言葉。 noblesse(貴族)」と「obliger(義務を負わせる)」

四谷大塚の会長が子どもの指導で身に着けてほしいと訴える精神で、説明会などでも耳にする。

優秀な人間には責任と義務がある…ということ。

 

<は行>

【バーチャルクラス】(ばーちゃるくらす)

6年後期にマイニチノウケンで見られる、架空のクラス設定。

成績によって、何番目のクラスか、どの椅子に座るのかが出る。

上位クラスは ゴールドマスタークラスとなり、ゴールドマスタークラス該当者はトップ画面のメダルの色が金色になっている。ゴールドマスター10組が最上位となり、数字の大きい方が上のクラス。

最初はブログでも盛り上がる…。

 

【倍率】(ばいりつ)

志願倍率(出願者数÷定員数) と、(実質倍率= 受験者数÷合格者数 )がある。

後半日程になると出願はしたものの、合格をもらって受けにこないケースもあったりするので、本当の戦いは実質倍率。

ただ、近年インターネット出願も増え、前日夜まで出願できるのもあり、導入した学校はそれほど差が出なくなっている。

倍率は速報として各学校や塾がだしているので、チェックすることができる。

どちらに出願しようか悩んでいる人は、倍率をみて決めることもあるとか。

倍率は低いと合格率が高くなるような気もするが、レベルが高い子が受けにきていた場合は難しい戦いになるので、公開模試などでは受験者平均偏差値をチェックする必要がある。

 

【百日前子ども会】(ひゃくにちまえこどもかい)

入試百日前前後に行われる校舎のイベント。

6年生をあつめて、気合をいれる。

このあたりからカウントダウンがはじまり、塾にいくと親が緊張する。

 

【表紙組】(ひょうしぐみ)

→漢字組参照

 

【プール】(ぷーる)

ある学校とない学校がある。

ない学校は、夏期などの研修を利用して水泳の授業を行うケースも。

水泳部に入る可能性があるお子さんは、プールのあるなしをチェックした方がいいかも。

 

【フェイスシート】(ふぇいすしーと)

日能研に提出する書類(任意)。

割と詳しい個人情報を記入するので躊躇う人もいるが、全部記入せずに書ける所だけ書いて出すのも手。

記入した用紙は後日返却されました。

 

【複数回入試】(ふくすうかいにゅうし)

1つの学校で日にちや午前午後などにわけて何回かやる入試。

優遇メリットがある学校とない学校がある。

難易度に差をつける学校と、全部同じように作っている学校があるので、説明会の時にチェックする必要がある。

 

【歩留まり率】(ぶどまりりつ)

合格者に対する入学者の割合。

上の学校ほど第一志望が多いので、歩留まり率は高くなる。併願者が増えるほど歩留まり率は下がる。

この歩留まり率をきちんとよむことが、各学校の入試対策の先生の腕のみせどころともいえる。

逆にいえば、受験者にはそんなに関係ない言葉。

 

【振り返り】(ふりかえり)

カリテや模試、過去問の後にする。

出来なかった問題を再びやってみるのは解き直しであり、振り返りと区別して使われる。

振り返りは時間配分は正しかったか、取らなきゃいけない問題で落としたものはどれか、次にどうしたらいいのかという反省&改善点を見出すもの。

時間をきめてやらないと、いつまでもダラダラやる羽目に。

 

【文化祭】(ぶんかさい)

時間のある4年と5年の間に行った方がよい。6年はやる事もおおいし、志望校別特訓などで塾の拘束時間も長いので行く暇がなかったりする。

非日常ではあるので、文化祭の雰囲気だけで学校を判断することはできないが、モチベーションもあがるし、PTAの参加具合などをチェックすることもできる。

 

【併願】(へいがん)

実際に入試の時にどの学校を受けるかをよく考えてきめる。

地域によっては割と同じ流れになることもあるので、リサーチしておくとよい。

チャレンジ校(R3偏差値くらい)や実力相応校(R4偏差値くらい)、安心できる学校(抑え校)などをバランスよく組む。

個人差あるし、まさかの合格不合格あるので何ともいえないが、気持ち的には今までの最高値あたりがチャレンジ、平均あたりが実力相応、今までとった最低ポイントより下にあれば抑えか。

10ポイント以上を受けることもあるが、今まで一回もとったことのない偏差値の学校ならば「記念受験」だと割り切ることも大事。(面談では記念とはさすがにいわない)

記念受験する場合は、確実に合格をとれる保険を手に入れること。

 

【偏差値】(へんさち)

母集団の中での自分の位置を表す数値。

塾や受験者の層によって変化する。

ブログ界では、首都圏模試は幅広い層がうけているので偏差値が高くでる、日能研や四谷大塚から10をひくとサピックスの偏差値になるといわれる。

また、高校入試の偏差値が引き合いにだされるが、中学校生のほとんどが受ける高校入試と違い、中学受験は小学校の中でも上位の子が受けにくるため、日能研や四谷大塚の数字に10を足したものが高校受験の偏差値ともいわれる。

ネットなどで質問する時は、どこの何の試験を受けての偏差値かを明確にする必要がある。

 

【保健室受験】(ほけんしつじゅけん)

入試当日に、体調が悪い場合などに希望すれば別室で受験することができる。別室受験ともいわれる。

各学校によって規定が違うので、説明会などで確認しておく必要がある。

 

【募集要項】(ぼしゅうようこう)

秋ごろに決定され、説明会や学校ホームページなどで確認できる。

試験会場・試験日・試験科目・配点・合格発表日など。手続き期間や払い込みの金額も忘れずチェックしたい。

 

【本科教室】(ほんかきょうしつ)

日能研の授業でメインで使う教材。本科と略していわれたりする。

 

【本部系】(ほんぶけい)

→日能研参照

 

<ま行>

MY NICHINOKEN 】(まいにちのうけん)

日能研の会員むけ情報ページ。 マイニチノウケン、マイニチともいう。

マイニチノウケンとは別に、 教室に通っていない一般の人が模試などをうけた時にみられる情報サービス『Nポータル』 がある。

マイニチノウケンでは、成績閲覧の他、学校情報や入試によく出る本、私学のナカミ日能研の説明会、公開模試の会場申し込みも行える。

ちなみに、日能研のホームページにサンプル版も掲載してあるので、気になった人は見てみるといいかもしれない。

 

【前受校】(まえうけこう)

本命校受験前の練習の意味をこめて受ける学校のこと。

首都圏では神奈川と東京の解禁日が2月1日に設定されているため、1月上旬の埼玉入試や地方校の東京受験、1月後半の千葉入試などを前哨戦として受けに行く受験生が多い。

本命校受験前の受験練習 として1~2校は受けることが多い。

お試し入試、1月校受験ともいう。

 

【負けないハチマキ】(まけないはちまき)

→合格てぬぐい参照

 

【ミラクル合格】(みらくるごうかく)

R4が届いていなかったチャレンジ校の学校に合格すること。

まぐれのように思われる夢のような言葉だが、過去問にきちんとむきあった、公開模試がすべて終了したあとに実力がぐんと伸びた、問題との相性が良かった場合などが考えられる。

難関校の問題を見ればわかるが、まぐれで合格などできる問題ではない。取るべき点をきちんと取ったのだと喜ぼう。

ただ、入学先は頭のいい子の集まりなので、入学後も気持ちをしっかりもって勉強することが大事。

 

【メモリーチェック】(めもりーちぇっく)

みくに出版。日能研教務部監修。メモチェともいう。

4教科でているが、6年の夏以降に回すのに理科と社会。

左側に要点のまとめ、右側にポイント・チェック問題の見開き構成。

本部はメモリーチェックノートを使用。関東系はオリジナルのノート。

≪類≫コアプラス(サピックス)、四科のまとめ(四谷大塚)

 

【面接】(めんせつ)

実施する学校とない学校がある。

生徒のみ、保護者別、親子面接、グループ面接など種類もさまざまなので、事前のチェックはかかせない。進学レーダーなどは、併願校を決める時期になると学校別の面接特集が出たりするので必要ならみておこう。

 

<や行>

【優ノート】(ゆうのーと)

成績優秀者に配られるノート。本部系はなかったので関東系のみか?

勉強に使用した子もいれば、大事にとっておいた子もいるとか。

 

【やる気スイッチ】(やるきすいっち)

数年前に、某塾のCMで認知度が高まった。

ドラえもんの道具のように便利なものではない。スイッチが入る云々の前に、「うちの子には本当にスイッチついているのか?」と標準装備を疑う親が多発する。

我が子もみつからなかったが、弱運転でしわじわ入っていると自分を納得させた。

 

【ユリウス】(ゆりうす)

日能研プラネットの個別指導教室。日能研のデータを利用しての指導が特徴。

≪類≫プリバード(サピックス)、個太郎塾(市進)、ビザビ(栄光)

 

【予習シリーズ】(よしゅうしりーず)

四谷大塚の教材。改訂を加え、近年難しくなったともいわれる。

 

<ら行>

【レタックス】(れたっくす)

日能研から、受験前日に送られてくる期日指定郵便。

校舎の先生やスタッフさんからの応援メッセージが書いてある。

先輩ブログで見て来るとは知っていたが、実際にもらうとじーんときます

 

<わ行>