あの夜の飲み以来
あなたのことしか考えられない
たぶん
あの時あなたが話したことは
その前に振られた
別のことのカムフラージュ
みんなからの追求を
かわすために放った
自虐的な発言
たぶん
ほんとのことは
悪ノリなんかじゃ言えないことで
他のコーチの助け舟もあって
どうにか乗り切った
そんなかんじだろう
みんなに追求された彼は
笑いながら下を向いて
目頭を押さえてた
泣いちゃったよって
みんなから茶化されてたけど
たぶん本気で
参ってたんだと思う
そんなに悩むくらい
その人のことが好きなんだと思う
それがわたしだったら…
あの時からずっと考えてる
いろんなことを
都合のいいように解釈して
あなたに愛されてるのは…
って思い込もうとしてる
決定打なんてひとつもないのに
やっぱりあなたに愛されたい
だから
今夜一言も話せなくて
一度も目が合わなかったのは
もの凄く寂しくて
もの凄く辛い
勘違いだっていうなら
これ以上わたしに
優しくしないで
もっと好きになってしまうから