いつもやってくる 殺したくなる自分にサヨナラ
こんにちは、自分らしい自分 (森井恵子著)


雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶
こんばんはほっこり
10月18日、久しぶりにブログを更新します。

前回が8月30日だったので、1ヶ月半ぶりですね…ぼけー


気付けば10月も半ば。
今年もあと2ヶ月半ですね…。
早い…。

2019年はあれもこれもあった濃い1年だな…、と感じています。


さきの台風で皆さま、被害に遭われておられないでしょうか?

毎回思うことですが、非常時になると忘れがちな“日常”の尊さを実感します。


少し前に、海外に住む友人が山火事被害に遭いました。
周囲の家や仕事場が燃えてしまったそうです。

幸い彼女の自宅は無事だったとのことで安心したのですが、LINEで伝えてくれる状況が凄すぎて、どう受け止めていいかわかりませんでした。
(私自身が立て込んでいたので、余計にだったのですが…。)


実は先月、祖母が他界しました。
我が家に来てから2週間と少しでした。

血圧も意識も前日までしっかりしていました。
まだまだ元気で過ごすものだと思っていましたが、朝目覚めると亡くなっていました。

短期間でしたが、色んな問題があって私も疲れが出てしまい、この1ヶ月ほど体調を崩していました。

久しぶりに、「私は弱いなあ…」と思いました。
(ココロが弱ってた…ゲホゲホ)


介護日記が途中で途絶えてしまったのですが、短い間でしたが、「在宅介護は気力、体力、お金、時間が必要なものなんだな」と感じています。

祖母の介護で感じたことは、また落ち着いたら覚書として書きたいと思います。



雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶
今回、自分自身の心身の不調は、PMDDの影響も強いんだろうなと改めて感じました。

今日ご紹介する本はPMDDについて、著者の森井恵子さん(以下、Keikoさん)のご自身の実体験を混じえ、わかりやすく書かれた一冊です。


実はKeikoさんとは、アメブロを通して交流させていただいています。

PMSで検索したところKeikoさんのブログにに巡り合い、初めてPMDD(月経前不快気分障害)を知りました。

記事にさせていただいています。
「【リブログ】"私がPMDDを治すまで〜PMDDとは?編〜”」



それまでPMS(月経前症候群)だと思っていましたが、あまりにも気持ちの落ち込みといった症状が重すぎて、ピルを飲んでも完全にお手上げ状態でした。

そんななか、KeikoさんのブログでPMDDという概念を知り、「だからこんなにしんどいんだ」と救われたような気持ちになりました。


自分でコントロールしようとしてもコントロールできない。
それは自分の弱さだと思っていましたが、そうではないと言ってもらえた気がしたからです。


そんなKeikoさんがPMDDについて本を出版されたことはとても嬉しく、読ませていただくのが楽しみでした。

今日初めて読んだのですが、自分を振り返りながら、繰り返し読み返しています。

以下、引用させていただきながら、内容について触れさせていただきます。


雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶
PMDDは「障害(ディスオーダー)」であり、「シンドローム(症候群)」であるPMSとは別のものです。

PMDDはアメリカの精神医学会では病気としてとして認められているそうです。
(日本もアメリカの精神医学会に則っているので、精神科領域の対象となるそうです。)


うつ病同様、セロトニンの不足が原因の一つと考えられますが、ただ、内服をするだけでは解決しません。

ストレスの増大も症状を重くします。



月経前に不安定になるのは多くの女性が経験することですが、程度の問題です。
PMS、PMDDは治療が必要です。


雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶
とはいえ、月経の症状は、はなかなか他の人との違いを知るのが難しいことでもあります。

KeikoさんはPMS、PMDDかどうかを判別するのためにわかりやすいチェックリストを載せられています。



私はすべてのブロックにチェックが入りました。


今まで内服と漢方でコントロールしていましたが、今回のように何かあると、たちまちバランスを欠いてしまいます。


以前から気になりながら遠方のため見合わせていた漢方治療も行っている婦人科を受診しようと今回本を読ませていただいて決めました。
(女医の先生で、経歴を見ると精神科での臨床経験もおありでした)

今朝ホームページを見ると10月下旬から12月上旬まで改装工事のため休業で、初診は要予約だったので電話をして、12月中旬に予約が取れました。

10月中に行けなかったのは残念ですが、滑り込みセーフな感じで、これもタイミングだな、と思いました。
(もう少し遅ければ予約がとれず、先送りになっていたと思うので…)

受診したら、また体験談が書けたらなと思います。


雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶
Keikoさんは現在、PMS、PMDDのパーソナル・メンタルトレーナーとして活動されています。

ブログで読ませていただいた文章もわかりやすかったのですが、本の形で読ませていただくと、更にスッキリと纏まりながら内容が濃くなった印象で、とても読みやすく、かつ読み応えがありました。


KeikoさんがPMDDのため苦しまれた過去について、PMDDだとわかってからヨガや食事療法、カウンセリングなどを取り入れて回復された過程、PMDDのメカニズム、身体づくりについて、また、カウンセラーとしてPMDDを患う方の相談を受けた事例などについて、7章にわたって書かれています。


私は身体づくりをしないといけないなと思いながら取り組めていなかったので、改めて食事について見直そうと思いました。


カウンセリングについて触れられた5章のなかで、「良い」・「悪い」のジャッジをしないという言葉があり、まさに自分が陥っている状態だったのでギクリとしました。

ジャッジしやすい性質だと自覚はあり、ココロが揺らいでいると、ついつい「悪い」「駄目」という風に自分をジャッジしてしまいます…ショボーン
(「ジャッジをしたら駄目」、というのもジャッジになるので、それについては深掘りしません…)


同じく第5章のなかで、PMDDから自分を解決するために、心が楽になる4つのアプローチが紹介されています。

①大切な人に本音を伝える
②PMDDであることを伝えて協力を仰ぐ
③環境を変える
④内観する-心の叫びを紙に書き出して燃やす


先日ひとにも言われたのですが、聴こうとしてくれているひとには恵まれているのに、私は悩むと貝のように口を閉ざしてしまいます。

誰かに自分のしんどい気持ちを話すことが苦手です。

でも周りにわかるほどに落ちてしまうので、周りからするともどかしいだろうなと思います…ショボーン

自分の気持ちに囚われすぎず、少しずつでも気持ちを話して、上手に気持ちを手放していけるようになりたいなと思います。


雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶
今回ご紹介した本はVOICEという出版社から発行されていて、本のなかに書籍目録がついていました。

ここに、
「人生を変える一冊」というキャッチフレーズがありましたが、今回ご紹介させていただいたKeikoさんの著作もまた、現在月経に悩まされている方にとって、そんな一冊になるように思います。


私がKeikoさんのブログでPMDDを知り、肩の荷が少しおりたように、必要な方にこの記事が届けば嬉しいなと思います。


苦しんでいる女性の方のみならず、パートナーの男性にも読んでいただきたい一冊です。

周囲の方の理解があるかどうかはかなり違うので…。

ちなみに、私はKeikoさんのブログからPMDDという概念を知り、夫に「私、PMDDってやつやと思う…」と言ったところ、「今更?!そんなん調べてとっくにそうやと思ってたで」と言われてビックリしました。

月に半分くらい寝込む私の様子を見て、夫はひそかに調べてくれていたらしく…。

私の様子に時には苛立ちながらも、「しんどい時はしゃーないんちゃう?頑張れるときに頑張ったら?」と言ってくれる夫に感謝です…。


雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶雪の結晶
私はKeikoさんにお会いしたことはないのですが、今回著作を読ませていただき、なんだか横で支えていただいているような気持ちになりました。

PMS、PMDDの出方は月によって異なります。
酷い月もあれば、そこまで落ち込まず過ごせるときもあります。

PMDDであると自覚してから、症状の出方は前回の月経からどんな風に過ごしてきたかの通知表のようだと思うようになりました。

(これはおまたぢからの講座を受けたことも大きいです。)


そう考えるなかで、どうしても症状に一喜一憂してしまう自分がいたことに今回本を読んで気づきました。


そんな私を見透かすかのように、Keikoさんが第7章で語られています。

大切なのは、そうなった時に、ちゃんと自分を見つめ直して、自分なりの解決方法や改善策を見つけて、心と身体のメンテナンスをしていくのです。
 決して「治っていない!」と自暴自棄になったり、不安になったりする必要はないのです。

なぜならば、PMSやPMDDに完治というものはないからです。

それは、波のない海などないのと同じようなものです。でも、自分の中にあるその波を、おだやかな波にするか、激しい波にするかは常に私たち次第なのです。

 どうせなら、おだやかな波に漂っていたいですよね。でも、激しい波も必ず何か大きな学びと、それを乗り越えられる力を与えてくれるものです。

 だから月経前に不安になる必要はありません。
 ただありのままに、自分を見つめること、自分の波を知ることなのです。



静かな、でも力強い言葉だなと思いました。

辛さやしんどさを経験してこられたKeikoさんが書かれているからこそ、響くものがあります。

お守りのような一冊として、目につきやすいところに置いておきたいと思いますほっこり


私の拙い表現で、内容が十分に伝わったか…はてなマークはてなマークではありますが、Keikoさんに感謝を込めて…キラキラ


そして、久しぶりのブログに最後までお付き合いくださった皆様、ありがとうございますキラキラキラキラ


最近本ブログから離れた内容が多かったので、久しぶりに読書をして、また本の紹介をしていきたいと思います爆笑


気候が安定せず、これから寒い時期になりますので、皆さまお身体ご自愛ください。
それでは、またニコニコ