敏感すぎる人の「仕事の不安」がなくなる本

(みさきじゅりさん)



こんばんは
今週は4連勤があり、そのなかで急変対応に近いこともあり、昨日は休みでしたがイベントに行き、今日は今日で仕事…、と慌ただしい一週間で、仕事で頑張った感が満載でした爆笑

仕事大好きな私としては、楽しい1週間でした




今日ご紹介する本は、5人に1人は存在すると言われるHSP(とても敏感なひと)と仕事についてです。

内容紹介にはいる前に、私のことを書きたいと思うので、本の内容から読みたい方は下矢印下矢印下矢印までスクロールされてくださいニコニコ


今私は家の近くにある有料老人ホームで働いているのですが、病院勤務でしたくてもできなかった認知症ケアや生活援助が主な仕事で、楽しく働けています

私が大切にしたいことに私以上に取り組んでおられる方が多く、介護の方ともチームで仕事をしているという実感がもてますキラキラキラキラ

病棟勤務では、やりたいことができないストレスや、やりたくないことをしなくてはいけない葛藤に苛まれることが多くて、それが看護師を諦めようと思った理由でした。
「最強の働き方」

でも、今の有料老人ホームで働くようになって、病棟勤務で得られた知識や経験が大きく役立っています。
しんどいことも多かったのですが、悪戦苦闘しながらも11年病棟で働いてきてよかったな、と思います


今、私が楽しく働けているのは、職場環境に恵まれているからです。

以前、天職についての記事を書きました。
この時に書いた本の内容ですが、私の特徴をよく表しているな、と思いました。
■熱意にあふれており、いつも新しいアイディアを思いついている。

■独創的で斬新なものの考え方をし、「できないことなどない」と強い確信を持っている。

■ENFPの人にとって人生は、刺激にあふれた胸踊るドラマなのだ。

■将来の可能性に興味津々であり、あらゆるものに意味があると考えている。

■独創的なアイディアがひらめくと、衝動に駆られて実行に移すことがある。

■進取の気性に富んでおり、何かトラブルが起こっても、それを刺激的だと感じ、よけいにはりきる。

■周囲に人がいると元気になり、他人の力と自分の才能とをうまく協調させ、仕事を成功させる。

■思いやりをもってやさしく人と接し、困っている人がいれば助け舟をだそうとする。

■洞察力にすぐれているうえ、物事を鋭敏に感じとる能力があるため、人の成長の役に立ちたいと願っている。

■不和を嫌い、調和を好む。


【短所】
■さまざまなアイディアを思いつくため、ひとつのことに集中するのが苦手。

■いろいろな可能性が見えてしまうため、決断をくだすときに迷ってしまう。

■手を広げすぎて収拾がつかなくなったり、多くのことにかかわりすぎたりする。

■自分のひらめきに従って重要な問題を解決したときには大きな喜びを得るが、この段階が終わってしまうと、もう興味を失ってしまう。

■必要に迫られれば最後までやり遂げるが、途中、退屈な作業が続くと飽きてしまう。

■地に足のついた作業より、その場で即興的ものを創造するのが得意で、事前にコツコツと準備をするのは苦手。

■常に変化を求めているので落ち着きがなく、面倒なことをあとまわしにして、つぎの目新しいものに飛びついてしまう。


更にHSPの特徴が加わり、自分が安心できる環境だと実力を発揮できるが、萎縮するような環境ではうまく働けないという面があります。

HSPの方の仕事における一番ネックになる点ではないかと思います。

そんなことを考えるなか、今日ご紹介する本が目に留まり、購入しました。


下矢印下矢印下矢印
本の内容の紹介です。

著者のみさきじゅりさんは、HSP専門のキャリアコンサルタントで、HSP研究の第一人者エレイン・アーロン博士の「専門家認定プログラム」を修了された初めての日本人だそうです。

そんなみさきじゅりさん自身もHSPで、転職を繰り返された経験やその時の思いをこの本で書かれています。

私もすべて悩んだことがあり、共感する内容です。



チェックリストとあわせて、HSPの4つの特徴も自分がHSPかどうかを考えるひとつの指標になります。

私のブログはHSP気質丸出しだな、と思います。
他の人ならそこまで考えないこともひとつのテーマについて深く考え(D)、浮いたり沈んだりしやすく(O)、感情表現が強く(E)、色んな問題を取り上げます(S)。

普段から思考や感情の渦のなかにいるので、ブログで書いて手放すことで、とても楽になります



こうしたHSPの気質を理解した上で、一見HSPとは真逆に見えるHSS(刺激を求める)についても考えてみてください。

HSSは、刺激を求めつつHSP同様に刺激に疲れやすいという特性があります。

HSPとHSSについて書いた記事↓

色々なHSP関連の本を読んでいますが、HSSのチェックリストを見たのは初めてでした。

15個私は当てはまりました。
やはり、HSP &HSSだと思われます。

上の絵は、現在不登校の娘や、転職を繰り返してきた私そのものを表しているな、と思います。

娘はHSSではなく、私より、より内向的です。でも、私の場合、社会に適応するために自分を変えてきたところがあり、本質的な部分で娘と同じです。

発達障がいとも混同されやすく、私自身、より自分や娘について知るために、今、発達障がいについても勉強中です。


何回も書いていますが、HSPと発達障がいは別物で、HSP=発達障がいではありません。

HSPは障がいや疾患ではなく、そのひとが生まれつきもつ気質です。

発達障がいを持つ方がHSP気質を持つことはあると思います。

“生きづらさ”を感じる点も、HSPと発達障がいは似ているな、と思います。


HSPの持つ特徴の説明から始まり、生きづらいHSPがどうやって生きていって、どんな風に仕事をすれば良いのか、この本では具体的に書かれていました。




HSPのひとが働くためには、自分の性質を理解しておくことが必要不可欠だと思います。


また、仕事選びも大切です。

①環境
②適正
③人間関係
④ペース

この4つがHSPの仕事選びでは大切だと本書で述べられています。


わがままとも言えるかもしれませんが、自分の心身の健康を守り、長く働けて会社や社会に貢献するためにも、自分に合った職場を選ぶということは、HSPには不可欠なことだと思います。


そして、そのためにはまず、“自分を知る”ということが大切だと思います。

そのためには、リブログした性格診断や、次の2つを私はオススメしたいです。

ストレングス・ファインダー

潜在数秘術


自分を否定するのではなく、自分の気質を知るこれらのツールは役立つと思います。



DOESに話を戻して。
看護師をしていて、HSPが役立つとき、困るときがあります。

役立つときは、患者さんの些細な変化に気付きやすい、ということです。
また、患者さんに共感しやすく、患者さんの気持ちに寄り添いやすいです。

そして、深く物事をとらえ、色々な角度から考える性質から、「それがなぜ起こっているか」というアセスメントに繋げられるという点です。


けれどこれは、落ち着いた環境で精神的に安定していればという条件付きです。

困る時に繋がるのですが、環境の変化に戸惑いやすく、色々なケースを想定してしまうため、咄嗟の判断やスピードを求められる場面では混乱しやすいです。
できるはずのことができなくなったりします。

また、共感が強すぎると患者さんに感情移入しすぎてしんどくなるという面もあります。
他の人の動きに注目してしまうため、「自分がどうたち振る舞えばいいか」と必要以上に考えてしまうことがあります。


私の理想の看護師像は、「強く優しい看護師」で、“強く”というのは、精神的にタフで的確な判断ができるということです。

病院で働くときは、刻一刻と変化する患者さんや、複数の業務に追われるなか、必要以上に「強くならねばならない」と気を張っていました。

私が勤務できる規模の病院では、看護師の裁量による部分が大きく、自分のアセスメントや技術が患者さんに影響を及ぼすという責任感に押し潰されそうになったりしました。


今の職場は、「生活の場」なので、ゆったりとしています。

皆さん、「利用者の方にとって、快適な環境を用意しよう」という思いで働いていて、声を掛け合って仕事をしています。

相談できる先輩看護師が最大2人、同一勤務で働いている安心感があります。

また、介護のひとが中心に生活のお世話をするので、して欲しいことを気軽に頼める環境です。

フロアは自分に任されているので、自分のペースで仕事ができます。

こうした余裕のある環境で、自分のやりたいことに専心できるということで、私は今、自信を持って仕事をすることが出来ています


ここまで読んでこられて、「自分に当てはまるな」と思われた方はおられるでしょうか?

また、頭はいいと思うのに、なんだか要領の悪いひとが職場の同僚や部下にいませんか?

そのひとは、もしかしたらHSPかもしれません。

当人の方は、自分の職場はどんな雰囲気か振り返っていただきたいと思います。
上司や同僚となる方なら、声を掛け、環境を整えるサポートをしていただきたいな、と思います。



最後に、自分が何にこだわり、何を大切にしたいのかについて考えてみていただきたいな、と思います。

それが生きやすさ、仕事のしやすさに繋がると思うからです


子どもの頃にやっていて楽しかったこと、落ち着いたことは、本質的にそのひとが望んでいることだと思います。

以前、「夢ノート」について書いたのですが、こちらは、自分の望むことがわかるのでオススメです!


HSP関連の記事はどうしても熱が入りやすいのですが、今回も長文になりました。
それでも、この本の内容すべては書ききれていません。

HSPのひとにとって仕事とは、ただの生活の手段ではなく、自分の存在意義や使命に繋がるものであると書かれていて、深く納得しました。

様々なHSPに関する著作に触れてきましたが、概念や実践面のアドバイスについてとてもわかりやすく書かれている一冊でオススメなので、興味を持たれた方は是非手にとられてくださいキラキラキラキラ


最後までお付き合いいただき、ありがとうございます

それでは、またニコニコ