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 ヴィラ・マグノリアの殺人 (若竹七海 著)

日常の謎が大好きです😊💕💕

コージーミステリは、キャラクターの魅力で読ませることが多いので、登場人物が魅力的であったり、ミステリと言っても、題材が殺人ではなく、誰も傷つけない不思議な出来事であったりして、結末を読むと、ほっこりするような結末が用意されていたりして、優しいミステリのジャンルだな、と思います。

そして、そこに謎を持ち込むなんて!!という新鮮な驚きがあり、書き手を尊敬します

そんな魅力溢れるコージーミステリに私が魅了されるきっかけになったのが、今日紹介する作品です。

若竹さんの作品では、架空の街である葉崎市がよく舞台に使われますが、この作品も、葉崎市の建売住宅地の空き家のなかで死体が発見されるところから物語が始まります。

〈ヴィラ・葉崎マグノリア〉は、売り出し当時は人気の物件でしたが、交通の便の悪さから転居するひとが続出。
今も住み続けているのは、一癖ある住人ばかり。
しかも、その住人達はみな、何か秘密を抱えています。

駒持警部補(若竹さんの作品で度々登場します)と一ツ橋巡査部長が捜査にあたりますが、住人たちは捜査にあまり協力的ではありません。住人のなかには、一ツ橋巡査部長の同級生の女性もいました。

しかも、駒持警部補は超マイペース。一ツ橋巡査部長は、住人にも警部補にも振り回されっぱなしです。

警察が悪戦苦闘するなか、住人達は住人達で犯人探しに乗り出しますが、そのなかで様々なトラブルが起こります。

謎が謎を呼ぶなか、果たして、死体は一体何者で、なぜ殺されたのか・・・?犯人は住人のうちの誰かなのか・・・?

ユーモア溢れる作品です😊
住人のひとりが働くホテル〈黄金のスープ亭〉に登場人物たちはよく集まりますが、料理が美味しそう😊💕💕
こんなホテルがあったら行ってみたいな〜、と思います。

表紙のイラストの可愛らしさの通り、軽い気分で読める作品なので、気分転換をしたいときにどうぞ♪