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「サイン」を上手に受け取る方法 (薄井孝子 著)

私が何回か「シンクロニシティ」という言葉を出しているんですが、この本を読んでから「シンクロニシティ」ということを意識するようになりました。

本から言葉をいくつか引用していきます。

私たちは、偶然居合わせ「何か」をきっかけに、運命が変わりはじめることがあります。
その「何か」を、サインと捉え意味づけすることで、能力を高めたり、人生を好転させたりすることはできます。

あえて意識していなくても、自分が想定していない"偶然"にたくさん出合い、通り過ぎているのです。

意味ある偶然が、意味ある場所、時間に起こることを、「シンクロニシティ(共時性)」(略してシンクロ)と呼びます。

サインを上手に受け取れる人の特徴は、心が整理されていて、ストレスやコンプレックス、心的外傷(トラウマ)の少ないタイプといえます。

一方、サインを上手に受け取れない人の特徴は、ストレスやコンプレックス、トラウマなどのネガティブな感情が未処理のままに残っているような、心が散らかっている状態です。

人生は常に選択にさいなまれています。それは葉脈のように、その都度いくつかの道があり、その瞬間のさまざまな判断や、環境条件によっても変化しながら、人々は"道"を選び進んでいっているのです。良い人生が開く可能性が高い選択は、他の選択と何が違うのでしょうか?
それは感情に囚われていないことです。
感情は、ポジティブでニュートラルになればなるほど、自己を中心に置きすぎず、直感力がよく働き、自由な感覚を獲得することができるようになります。
では、ニュートラルな感情でいる秘訣はどういうことでしょうか。
それは、心の整理ができていることです。
自分の生きてきた歴史とともに、心の中を整理すると、余分な重荷が取れて、持っている力をプラスに向かわせることができるのです。
 そのためには、"自分"という存在を、よく知っておくことが重要です。

私は何回も書いてしまいますが、2016年に仕事をおやすみしてから、自分を見つめ直そう、と思いました。そのなかで、腹が立って仕方がないことがいくつかありました。そして、必要以上に怒ってしまい、今まで起こしたことのないような人間関係のトラブルも起きました。

それは、自分が見ないふりをしてきたこと、抑圧してきた感情が刺激され、爆発したことが原因だと今は思います。再度、本からの引用です。

誰もが「知らない自分」を持っています。
人が皆、必ずしも自分で知っている部分でないということを、明快に示した「ジョハリの窓」というモデルがあります。
窓をたとえとして、4つの自己を説明しています。
①開放の窓
    「自分も他人も知っているところ」
②秘密の窓
    「自分が知っていて、他人はしらないところ」
③盲目の窓
     「他人は知っていて、自分は知らないところ」
④未知の窓
    「自分も他人も、知らないところ」

「自分も知らない、他人も知らない」という未知の窓の部分があり、そこを探ることで自分をさらに開発することになるでしょう。
 それは、精神分析学でいうところの、「無意識」に関連深いものです。
  そして、無意識の中には、たくさんの「知らない自分」がためられた状態になっています。

無意識とは、簡単に言い換えると、「自分でまったく意識できないところ」です。
それは、自分が認めたくないことや、記憶にないこと、自分が意識で求めている価値基準、自分で思っている像とは異なることなどが、たくさん入っているところでもあります。

さらにはパンドラの箱のように、その人が「見ないようにしよう」としているものがいっぱい詰まった、「心のゴミ溜め」のようになっているところでもあります。
 心のゴミ溜めは、「もういっぱいです」とでもいうような、「サイン」を表すこともあるのです。

母との関係についても何度か書いていますが、私は無意識の底の方に母に対する感情を沈めてきたと思います。
他の人に、母と似た部分(否定的、批判的、感謝を表意しない、操作的、ひとのせいにする)を感じると、自分でも驚くような怒りがでてきます。
普段穏やかな分、周りを驚かせます。

それは、私が母に対する思いを転移し、私が転移した相手から、反発という形で逆転移が起こり、人間関係に歪みができたからだと思います。

一定のことについてのこの怒りの感情の正体が知りたくて、ノートに気持ちを整理したり、アンガーマネジメントはじめ、色んな本を読んだり、ひとと話したり、占いにいきました。

そのなかで、だんだん自分が意識していなかった(意識しないようにしていた)自分を知り、自分を癒したくなりました。

マッサージ、エステ、ネイル、書道、色んなことを試すうち、自分がリラックスした状態を知るようになりました。

その状態で、心惹かれる本を手に取ると、自分の気持ちや状況そのものというような本との出会いがありました。

ブログもそうです。私のブログに遊びに来てくださった方のブログを見ると、私と似た経験をされていたり、私が関心を持っているものについて書いておられる方との出会いがありました。

それは、私の心が開いてきたことでシンクロニシティが起きたのだ、と思います。

シンクロニシティは、思いがけない方法でやってくるので、アンテナをはっていないと見逃します。(意識しよう!と思っているわけではないのです。でも、無意識のものが、自然に意識下に上がってきたとき、シンクロニシティが起きる感じです。)

この本では、自分を見直すためのチェックリストが入っています。
買ってから、しばらくしてから読んだのですが、その時に読んだから、この本の「サイン」が読み取れて、シンクロニシティが起こったと思います。

シンクロニシティは、連続していくのを感じます。
自分が変わることで周りも変わります。

・・・私の拙い文章で伝わるか自信がないのですが💦💦興味を持たれたら読んでみてください😌