今まで怖くて合計金額を計算しないようにしてたのですが。



昨日、ふと思い立ち、家計簿アプリで不妊治療費を「えい、やー!」と抽出してみたんです。







そしたら、


タイトルの通り、


不妊治療費が







合計1,000万円超




になっておりました拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手


※助成金を差し引いた後の金額です。


















うげーーーー。。


オエー不安オエー不安無気力無気力昇天不安オエーオエー不安無気力オエー不安昇天








あー。。。


まあ、薄々は、うすうすは、感じてたけど、数字で見るとショックですね。。




もちろん、じゃあ今、子供がいなくて手元に1,000万円あった方が良かったかと聞かれれば、私達は絶対にNOです。絶対に。




でも、こんなお金かけずにポンポン授かる人も山ほどいるわけじゃん?普通はそうじゃん?


あれ?生理こない…?あれ、妊娠したかも?飛び出すハート


みたいに妊娠始まる人も沢山いるわけじゃん?





自分で注射打って薬飲んで採卵して受精→培養→凍結して、また薬飲んだり挿れたりして待ちに待った移植日を迎えて長い長い10日ばかりを過ごして判定日で陰性で振り出しに戻って。

を繰り返して無限ループしてようやく陽性が出て初めてそこで自然妊娠の人と同じスタートラインに立つ。


これが同じ「妊娠」?

全然違うじゃん?もはや別物じゃん?


もちろん、例えば数年タイミング取り続けた結果の自然妊娠なら、またちょっと違うだろうけど。


でも私の周りの自然妊娠の友人はみんな1〜3回狙ったら妊娠してます。というか一発の人多すぎ。笑

みんな20代の頃ですけどにっこり私も顕微授精スタートは20代でしたけど昇天




普通の男女の営みで妊娠できる人は心底羨ましいし、別世界の人に見えます。

なんなら人工授精すらも羨ましい。




理不尽だよなぁ、、と思います。






自然妊娠の人たちは、やっぱり想像できないですよね。経験してないと、わからないのは仕方ないと思う。


だから、不妊治療がどんなに大変かを話しても(私は割とopenに話してます。そもそも友達少ないし昇天

「へー大変だねあせるあせるでも不妊治療できるお金あってよかったね!うちは絶対ムリだよー」みたいな的外れな褒め言葉?をもらったこともある。


いや、お金あって良かったね、とかじゃないんだよ。。

というか苦労せずにお金出てくるわけないんだから、工面もめちゃくちゃ大変だよ。いちいちそこまで言わないけど。

どう触れていいか分からないからポジティブな部分をなんとか見つけて返してくれたのかもしれないけど。


同じ1,000万円使うなら、子供の将来に使ってあげたかったよ。できることならさ。





できることなら誰だって、こんなことせずに授かりたいと思う。


何が辛いって、何も蓄積されないこと。


例えば受験なら、志望校に落ちても、勉強したことは無駄にはならない、とか、思えるけど。


不妊治療は、陰性だったら全てリセット。

治療なんてしなかった人生と変わらない。

何も残らない。

どころかお金はマイナス。

蓄積されるのはダメージ。


身体のダメージ。

心のダメージ。

お金は減る。

年はとる。

卵は減る。


いいこと一つもない。


治療してなかったら行けたはずの旅行、

買えたはずのもの、

続けられたはずの仕事。


失うものばかり。




もし授からなかったとして、でも夫婦の絆は深まったよね!とか。私は言える気がしない。


他のことでも夫婦の絆は深められるよ。

1,000万円もかけて心身ともに疲弊して唯一得られるものが夫婦の絆だけなの?






だから、本当に本当に言いたいのは、


子供がほしい人は早く妊活した方がいいよ


ということ。


キャリアとか、いろんな環境とか、あると思う。

お金が貯まってから、とか、家庭の事情、とか。

本当に色々。でも。

少なくとも検査だけは先にした方がいい。




不妊治療してない人、

ニュースだけ聞いてる当事者じゃない人の中には、

「不妊治療すれば40歳でも赤ちゃんできるんでしょ」

って思ってる人、結構いると思う。



まだタイミング法や人工授精しかしてない人も、

「保険適用になったし、ステップアップすればきっとすぐできるよね」

って思ってる人もいるかもしれない。





すぐできる人も中にはいるけれど、

すぐできない人も結構沢山いるよ


私だよ真顔

(お前は子宮が特別ポンコツなんだろって言われたら、はいそうです、としか言えない魂が抜ける




むしろ、きっと(特定できるかは別として)何かしらの原因があって、人工授精までで妊娠に至っていないのだから、

ステップアップして保険適用範囲の体外・顕微で授かれる人ってどのくらいいるんだろうか。


保険適用の範囲だと、使える薬の数や種類も限られていて、オプションもあまり付けられないと聞きます。(私は保険適用してないので詳細不明ですが。。)




保険適用になったことで、体外・顕微へのハードルが下がり、「いざとなったら体外受精すればいいよね」と妊活を遅らせる人が出ないか不安(めっちゃ余計なお世話ですけどね昇天)。






昔に比べたら結婚適齢期なんて言葉は社会から消えたし、

結婚は好きなときにすればいいと思う。

50歳でも70歳でも。しなくても。個人の自由。



そして子供を望むか望まないか、の選択も自由。

私の友人にも、結婚はしたけど子供は欲しくないという子もいます。それも自由。



でも、子供が欲しいなら、

いつかは産みたいと思うなら、




結婚適齢期はなくても

妊娠適齢期はあるよ



と言いたい。




30代、40代で産む人が増えたからといって、

それが社会の普通になったって。


「今」は30でも40でも望めば子供はできる、という認識の危うさ。


そして高齢出産の先にある、

子供が若い内から親の介護が必要になるリスク。

私も20代で親が要介護になったので。辛いです。




どんなに社会が変わっても、

世間の認識が変わっても、

医療技術が進んでも。


「今」も昔も、人間は生き物だから。


男は子供を産めないし、

女だって、いつでも産めるわけじゃない。








自分の子供が良い年齢になったら、そんな話はするつもりです。