※この記事、書き始めてから随分時間が経ってしまっていました…。

ようやく書き上げたのでアップします。

時期的におかしな表現があるかもしれませんが、そのような事情です。

また、内容には作品のネタバレが含まれます。




いや〜。

はじめにクラファンが立ち上がった時には、とにかく少しでも(って本当に、どうあがいても少しなんですけども)力になれたらって思っていただけなのに…

シアターコンプレックス凄過ぎる真顔

 

 

浪漫活劇譚「艶漢」

 

 

シアターコンプレックス。

その開設から、そろそろ3ヶ月です。

「舞台を救え」をキーワードに、ネルケプランニングの松田さんが立ち上げたこのシステム。

様々な舞台作品が個別課金または月額見放題で楽しめる「架空の劇場」として、今ではかなりコンテンツが充実してきました。

クラファンのお礼であるチケットは、私はまだ使えていないのですが、そのうちに中屋敷さんの「即興監獄」で使おうかな、なんて思っています。

 

で、今までは「ほほ毎日エーステ」とか、バラエティ的なコンテンツしか見てなかったのですが…今日何気なくページを開いて発見してしまったんです。

ずっと気になっていた「浪漫活劇譚艶漢」の初夜から第三夜までが配信されているのをビックリマークビックリマーク

 

こちらの作品、刀ステ維伝で肥前役を務めた櫻井圭登さんが主演を務めているということで、個人的に結構前から気にはなっていて。

で、五月あたりのステイホーム期間に円盤を購入しようと思ったら、売り切れがあって全話は揃わないということだったんですね。

原作は漫画なんだそうですが、私はそれも全く読んでいなかったので、舞台で初めて観て、間のエピソードが抜けちゃうのはちょっとキツいな〜と思ったきり、すっかり失念しておったのです。

 

が。

 

ここで観れるならありがたい!と、三話分まとめて観てみましたところ。

 

これが面白いんですわ真顔



舞台は昭和初期のイメージ。

レトロな裏路地に住んでいる「柳腰男子」吉原詩郎が主人公。

これを刀ステ維伝で肥前忠広を演じた櫻井圭登さんが演じているんですが、これがまぁとにかく色っぽい。

真っ白な肌に綺麗な顔、これで落ちない男はいないだろうってくらい完璧な流し目をくれるこの男子…え、もしかしてこれってBLなの…?真顔と思ってしまう色っぽさなんですけど、すごい女好きで俄然ノンケニヤニヤ

彼は普段からノーふん(ノーふんどしの略)で下半身を自堕落に甘やかしているだらしない男子という設定らしく、舞台上でまぁ、脱ぐわ脱ぐわびっくり

その上、アキラ100%も真っ青なお盆で「まる禁」技を披露するなど、ちょっと下品な…というか下ネタのふざけ方に気概と覚悟を感じます。笑

ダメな人はダメかもだけど、私はここまでふざけていると、もう凄い好きです爆笑

彼は自らの出生について大きな秘密を持っていて、それが明らかになっていくとともに、打ち倒すべき強大な敵が見えてくる…という展開です。

アクションシーンも多くて、それがまたとても上手なんです!

派手でセクシーな衣装を完璧に着こなしている櫻井さん。

この役は本当に当たり役だなという感じがします!


お次は彼の友人、巡査の山田光路郎。おぼんろ代表の末原拓馬さんが演じています。

末原さんのお芝居は、以前極上文学「Kの昇天」で拝見していたんですが、この方がまた、背は高いしハンサムだし体は動くし芝居は上手いし、もう完璧なんですよ。

 そんでもって、この作品の大事なところ。いい具合にマッチョおねがい

山田巡査は本当に誠実で純粋で面倒見の良い好青年で、たまたま出会ったミステリアスな柳腰男子を友人として本当に大切にします。

自堕落にも隙あらばノーふんで過ごす詩郎に無理やりふんどしを締めさせたり、着物を着せたり、わざわざ家を訪ねていってご飯を作ってやったりと、もう至れり尽くせり。

友人にそこまでするか??と首を傾げたくなるほどの献身ぶりですが、当人はもちろん、詩郎くんに対して下心はありません。いたって健全。

3話分のエピソードを観ましたけれど、山田巡査は本当にめちゃくちゃいい男なんです…思わず「お前、いいやつだな…」と画面の前で呟いてしまうほどに…。

詩郎とは違って、ごく普通に生まれ育った(とは言えもちろん立派なご実家なのでしょうけれども)青年なわけですが、どうやら彼も何か常人とは違うものを持っているようで…これからきっと、「それ」の正体が分かっていくのだろうと思いますニヤリ


さてさて、さらにもう一人忘れてはいけないのが、詩郎の「にいや」…兄貴分である吉原安里。

詩郎の出生の秘密に深く関わる人物で、初夜(舞台の第一話のこと)では悪役として登場するのですが、実際には悪役ではなく、詩郎にとっては愛おしくて憎らしい、忘れたくても忘れられない、とても大事な存在のよう。

この安里(読み方はアンリです。アサトではありません。念のため。笑)三上俊さんが演じているんですが…これがとにかくものすごい。何がものすごいかって、何もかもがものすごいポーン

まず、初登場時のインパクトがものすごい。

突然のボンテージ。ぱっつぱつの革短パンに柄物の赤い着物を引っ掛けただけの、ほぼ全裸びっくり

その後もとにかく服を着ない!笑

それから強い!もう、めちゃくちゃ強い!!さらに攻め方がエゲツない。撃ったり踏んだりキスしたりする。何言ってるか分からないだろうが、本当に撃ったり踏んだりキスしたりするんすよ!!

ってか安里さん、キャラ設定として「残忍な性格のドM」っていうパワーワードが炸裂してて。どういうことなの?残忍だけどMなの?しかもドMなの??

もう何がなんだか分からない。笑


三上俊さん、年齢的には自分とほとんど同世代なんですよ。それでどうしたらこの体型をキープできるんだろう…多分、体脂肪率7%とかなんだろうな…。

もともとスタジオライフのご出身とのことで、やっぱりそういうムードがあるなぁと思います。

中性的っていうとちょっと語弊があるんだけど、どこか少年ぽいというか、男性性から少し離れたところに存在している雰囲気が独特で、いい俳優さんだなぁと感じます。

なんでも先日お子様も産まれたとかで、プライベートも充実しているご様子。

個人的には、今後の活躍がますます楽しみな俳優さんの一人です!!

彼は、シアターコンプレックスで観られる作品の中では、他に「最遊記」シリーズにも出演しているので、また時間を作ってまとめ見しようと思います爆笑



艶漢は、このコロナ禍の直前に「第四夜」が公演されていて、そちらのお話では安里の過去ががっつり描かれていた様子。

早く続きが見たいなあと思っている今日この頃です。待ちきれずにDVD買っちゃうかもしれない…。





まぁ、とにかく、シアターコンプレックスすごいです!

このコロナの騒ぎで、ネルケの松田さんがクラファンを立ち上げなかったら、自分がそこに少しだけでも参加しようと思っていなかったら、出会うことがなかったであろう作品が沢山あります。

ほんと、やっててよかったシアターコンプレックスだわ…!!


もし登録しようか迷っているという方、いらっしゃったら、一考の余地あると思います。

私もまた新たな作品との出会いを楽しみに、今夜も架空の劇場をうろうろしたいと思いますニヤリ