なんだか街の様子は一見元どおりになっていて、いよいよこれは第二波の足音が聞こえてきてるんじゃないかと不安な日々ですショボーン
私自身は以前と同様、朝出勤して夜帰宅する生活に戻り、そこそこ混んでいる電車に毎日乗ってます…。
今までは全然気にならなかった普通のことだけれど、一度意識が変わった後だと、なんか混んでいる電車が怖くなってしまって、少しずつストレスが溜まってますドクロ
土日で上手く発散せねば…。

よろよろお家に帰り着いて、発泡酒を飲みつつ推しの出演作をぼんやり観るのが日課になりつつあります。
そんなわけで、最近は配信や円盤で、過去作舞台の映像を観ることが多いのですが、新作を待ってせっせと観ているものもあり…それがこちら。


自粛配信ドラマ「粛粛と」


安里勇哉さん主演、私オムさん監督・脚本。
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Filmomu外出自粛をする三喜久士(ミキヒサシ)は自宅で時間を持て余している。 デザイナーの三喜は、在宅勤務で会社から与えられた仕事をこなすも、給料は減ってしまったようだ。 友人とのリモート飲み会で飲みすぎた次の日、三喜の元に職場の後輩のメグちゃんからLINEが届く。 メグちゃんに想いを寄せる三喜はメグちゃんにとある提案をする…。 自粛期間を自宅で過ごす男のワンシチュエーションコメディ。リンクVimeo

 


外出自粛要請で、会社から給料減&在宅勤務を言い渡されたデザイナーの三喜久士(安里勇哉さん)の自粛生活を描いた1話15程のドラマ。

プロローグにあたる第0話と、第1話は無料で観られます。

第2話からは有料配信コインたち

350円で48時間レンタルするか、550円で購入するか選べます。私は全話購入組ニコニコ

ただいま6話まで公開中です。



まぁ、タイトル通り粛々としたドラマなんですが、これがなんとなく観てしまう。

1話15分程度という長さが幸いして、派手な演出もなければ会話の膨らみもない(そりゃそうだわ、一人しかいないんだもの)淡々としたドラマでも、結構面白くできるんだなぁという感じです。

主演!と銘打ってますが、主演も何も、出てくるのは安里さんだけ。会話といえば自分の内面との対話だけ。なんと内省的な。笑


3台のカメラが、白い壁とソファー、そしてそこにたごまっているブランケットを捉えていて、主人公がそこで日がな一日、仕事したりサボったり悶えたりサボったりサボったりビール飲んだりタバコ吸ったりするのを映してます。

普通に考えたら、そんなんで何話も保たないだろうと思うんですが、これが結構成立してくるのは、脚本の力というか、構成の良さというか。

安里さんのなんとも言えない普通っぽさと、監督の私オムさんの洒落た映像編集が、なかなかいい味出してる作品ですニヤリ



はじめは温度低めのコメディーという感じだったこの作品、ちょっと第4話あたりから展開が怪しくなってきて第6話に至って、結構重くなってきました。

(有料の配信ドラマなんで、ネタバレは控えますね。)

全何話か分からずに観てるんですが、もうしばらく観続けないと、続きが気になってただじゃいられない。笑


それに、この作品、なんとなく退廃的な感じというか、すれっからした感じかするんですけど、その雰囲気が安里さんに合ってるんですよね照れ

なにしろ自粛生活を描いたドラマなので、基本的にはずっとジャージで、そのゆるい格好が絶妙にリアルでダサい。

人に見られてないのをいいことに、勤務時間中のはずなのに、酒は飲む、タバコは吸う。

スマホを介してもたらされる些細な情報に一喜一憂し、踊らされ、振り回されて…それを分かち合える相手はいない。

生っぽさと渇いた寂しさ寂しさが同居する。

そういう役柄に、安里くんがぴったりマッチしているように感じました。

監督・脚本の私オムさんが当て書きしたのかな?


都会的な映像。

そこに映っているのは、ごく普通の一人の男。

ここだというタイミングで鳴り出すエンディングソング。

かすれた声と一人ぼっちの空間。


…うん。

なかなか洒落てるニヤリ





で、私、ちょっと考えたのですが。

この手の作品って、作品自体のクオリティはもちろん大切だけど、同時にタイミングも大切だよな…と。

この作品はいわゆるステイホーム期間中に公開され始め、シリーズ途中で緊急事態宣言の解除を迎えています。

これ、公開開始が少しでも後ろに倒れてたら、早くもタイミング逃した感が出てたんだと思うんですよね。


じゃあ、もう少し早くても良かったかというと、それもやっぱり不味かったんじゃないかなと。

なぜかと言うと、途中からストーリーが重くなってきたから。

繰り返しになりますけど、はじめの方は本当に、なんてことないアホな(言い方)話だったんですよニヤリ

ところが、宣言解除されて自粛生活が緩和ムードに向かってきた頃から、リアルとシリアスが勝ち気味なストーリーになってきているんです。

まぁ、これ、さっきも書いたから繰り返しになってしまいますけれど、ここ数話は、要するにちょっと重い。

これを家にいないといけない時期に見せられたら鬱々としてしまいそう。

逆に、自粛緩和ムードの中で、はじめの頃のようなゆるい笑いを続けていたら飽きてしまっただろうし…。


つまり。

この作品、公開のタイミングがドンピシャだったのではないかと思うのです。

その上、ストーリーの展開やムードを切り替えていくタイミングも、世の中の状況にぴったり合わせてきたように思います。

これ、撮影はどういうペースでやってるんですかね?

状況に合わせて脚本も調整してるのかな…?

いや、さすがに調整入れてますよね。

始めから全部計算づくでやっているとしたら監督ちょっと凄まじすぎて怖いものガーンガーンガーン



とりあえず、私はこのまま、三喜久士の自粛生活が明るく終わるよう祈りつつ、続きを見守ることにしたいと思います。

普通の男、とは言っても、やっぱり安里さんかっこいいっすよラブ

特にタバコ吸って、ぽけーっとしてるときの目元と手元のかっこよさはなんとも言えません。

ちょいちょい座談会やメイキングも期間限定で公開してくれるので、それもなかなか興味深く観ています。

まだ観てない〜という方、第1話までは無料だし、もし良ければ雰囲気だけでも味わいに、ちょっと覗いてみてはいかがでしょう?









この配信ドラマ、唯一文句をつけるとしたら、とにかくvimeoのシステムが分かりづらい…!プンプン

オンデマンド(有料配信)の作品だと、filmomuのメインページから購入できないし、動画一覧にも表示されない。

おまけに決済に必要なクレカの登録やPayPalの登録も、スマホだと上手くできなかったりすることもありショボーン


なので、vimeoこれから登録するよ〜という方は、基本的に分かりづらいこと前提で始めた方がいいかもしれません。

YouTube等の分かりやすさにどっぷり浸かっていた私は、はじめの時にvimeoの操作性の悪さにブチ切れて、こんなの使うならもう観ない!とまで思い詰めました。苦笑

今はだいぶ慣れて来ましたが、それでもちょっと「あーっっっムキー」って思うことあります。笑

オンデマンドの購入は、Twitterアカウントに貼られたリンクから行くのが一番便利なようです。

そして購入後はすぐにハートマークをオンハートにして「お気に入り」にしておくことをお勧めします。




と、いらんお節介を焼きましたが照れ

是非安里さんの魅力を堪能できる自粛配信ドラマ「粛粛と」観てみてくださいビックリマーク




では、どなた様も良い週末をドキドキドキドキドキドキ