思うように外出ができない…そんな週末が続いて、心にも体内にも色々溜まりがちな日々ですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

今日は、昨日ポストに届いた、こんな時期だからこそ観たい、ただただ笑えるだけの舞台について語らせてください。
 
※このブログはネタバレしまくります。
また、原作の「おそ松くん」「おそ松さん」の強烈なファンの方には、許せない系の発言があるかも知れません。
いやー!!な場合は、ここから先は回れ右でお願いいたしますm(_ _)m
 
 
 
おそ松さん on STAGE -SIX MEN’S SHOW TIME - 3
 
 
 
通称松ステ。
タイトルは正式名称が長すぎて入らなかったので通称のほうで紹介しましたが。
去年の晩秋の舞台のブルレイ&DVDが、昨日発売になりました!クラッカークラッカークラッカー
 
 
で、早速観た!
 
二度も!! 笑
 
 
実は私、子どもの頃あんまり「おそ松くん」が好きじゃなかったんです。
今思うと、あのシュールな感じ…何の脈絡もない場面が突然現れたり、そういう流れじゃなかったのにぞっとするシーンが挿し込まれたりという予定調和じゃないところが苦手だったのかなと。
で、それから長い時間を経て、世間でアニメ「おそ松さん」が空前のブームになった時にも、あまり食指が動かなくて、結局リアルタイムでは一度も観なかったんです。
 
それなのに、なぜ舞台は観始めたのかというと、和田雅成さんが出ていたから!!
それでも疑り深い私は「全体的に楽しめるか分からないし…」と、ライビュで様子を見るという慎重さで初参戦を飾りました…いまだに現地に乗り込む勇気は出ず。
いや、だって会場の熱気、カメラ越しにみてもすごいんですもん。笑
 
 
さて、この作品の一番推したいポイントは。
とにかくただただひたすら笑えるところ!!
構成としては、ミニサイズのコントがたくさん集まって一作品になっている感じです。一つ一つのエピソードはとても短く、基本的にその一本で完結します。
だから、このエピソードが特にお気に入り!みたいのがぽこぽこ現れてくるんですが、どれも面白い。げらげら笑えます。
 
小説でも演劇でも、歌詞なんかでもそうだと思いますが、基本的に創作というものは、何か主張したいことや伝えたいことが最初にあるじゃないですか。
それが、松ステには無いんです。
 
いや、それは失礼か?ニヤニヤ
 
でも本当に、これが伝えたいんだろうなとか、こういうことを主張したいんだろうなっていうのは無くて、ただ観て、ただ笑って、最後はシンプルに「あー、面白かった。笑」って終えることができる。
こんな舞台、なかなか無いと思うんですよ。
本当に疲れちゃった時に、ちょっとでも観ると、何だかすごく元気になるというか、肩の力が抜ける、そんな作品です。
もし私みたいに「原作観てないしな〜」って方がいたら、どうぞそんなに色々考えずにまずは観てみてください!って言いたいです。
正直、身構えるような要素は何もないです。笑
 
基本的なメンバーは…
まずはおなじみの六つ子。
おそ松役に高崎翔太さん・カラ松役に柏木祐介さん・チョロ松役に植田圭輔さん
一松役に北村諒さん・十四松役に小澤廉さん・トド松役に赤澤遼太郎さん。
そしてパラレルワールドの六つ子達?イケメン集団F6。
おそ松役に井澤勇貴さん・カラ松役に和田雅成さん・チョロ松役に小野健斗さん
一松役に安里勇哉さん・十四松役に和合真一さん・トド松役に中山優貴さん。
これに、レギュラーで加わっているのが、
トト子(出口亜梨沙さん)・イヤミ(窪寺昭さん)
チビ太(KIMERU)・ハタ坊(原勇弥さん)
そして今回から加わったのが、
橋本にゃー(高石あかりさん)・松造(佐久間祐人さん)・松代(ザンヨウコさん)
です。
あまりいわゆる2.5次元に馴染みが無い方にはピンとこないと思うんですけど、これ、すごい面子なんですよ。この人達のスケジュールマジで一気におさえられるの!?ってレベルなんですよ。
 
で、さすがに「ショータイム」ってタイトルについている通りこの作品の素晴らしいところは、オープニングとエンディングのインパクトが目茶苦茶強いところ。
アニメのOP曲を使ったオープニングは、アニメチックな演出と振り付けを極めていて、ものすごくキャッチー。一発で作品の世界に引きずり込まれてしまいます。
エンディングは、これまた全員大集合で、いかにもこれで終わるよ!って感じの歌と踊りで、最後の「おそま〜つ!」という掛け声のあとに、「あー、楽しかった〜!」と自然に思えてしまう計算し尽くされた見事な作り方。
これはすごい。
で、また六つ子が上手いんです!
いや、歌とダンスはむしろF6の専売特許的な扱いになってますけど、六つ子のメンバーも本当に上手い。
って言うのも、六つ子の踊りって、(キレッキレ過ぎるカラ松も)下手くそに見えるんですよ。よれよれでばらばらに見える。実際にはみんなすごく踊れるのに!
これはすごく上手い人が、相当緻密に作り込まないと出来ないですよ。
すごく甲斐がない頑張りだけど(笑)それがこの作品のOPとEDの完璧な世界観を作っている、ように感じられる。
 
さらにお芝居。
笑いだけを詰め込んだ舞台って、多分ものすごく難しいと思うんですけど。
だってやってるほうも絶対途中で飽きてくるもんね。観るほうは初めてでも、やるほうはn回目やし。笑
それを、こういうクオリティーで舞台に乗せられるって、すごいと思うんですよ。
真面目にバカなことをしている。それのモデルケースみたいな。
しかも最初期からメンバーが替わっていない六つ子とF6は、特にチーム内のまとまりがすごくて、それぞれ確固たる立ち位置が出来ている感じ。
そしてイヤミやハタ坊といった彼らを取り巻くキャラクターを演じるキャストが、また上手い。
 
特に2から参加しているイヤミ役の窪寺さん、すごいです。
ご存知でしょうが、この方、ものすごくハンサムなんですよ!?
刀ステの「燃える本能寺」ではあの美しすぎる光秀をやってたんですよ!?
Re;フォロワーの時なんて「誰この美青年!?え、窪寺昭…え、あの!?」ってパニックになったくらい、ハンサムなんですよ!!!
それがどうです、この舞台ではもうイヤミでしかない。
まるで生まれたときから出っ歯だったかのような、あの完璧なイヤミ感。笑
ご本人も、きっとすごく楽しんでやっているんだろうなと、観ていて幸せになります。本当に、素敵な俳優さんですよねぇ。
 
で、芝居を語るとき書かせないのは、もちろん脚本家と演出家。
この作品は他の2.5次元作品に比べると、演出家があまりフィーチャーされていない印相がありますが、私はむしろ興味津々です。
だって、こういう作品をがちっとまとめるってものすごく大変なことだと思うんです。
もちろん脚本家もすごいけど!すごいけど!例えばさっきのくどくど話していたOPやEDだって、1の時に挿し込まれていた謎過ぎるF6銭湯シーン(誤字じゃないよ!)だって、結局、最終的には演出家の腕一本にかかってくると思うんですよ!!(熱弁)
一体どういう発想で、こういう作品を作っているのだろうかと、私は非常に興味があります。できればエッセイとか書いて欲しい。書いてるのかな。そう言えばパンフとか買えてなかったから…今からでも買えそうなら探してみようかな。
というわけで、私は非常に気になっております、小野真一さん。
ご自身は演者でもあるということで、是非別作品でも追いかけたいです。
 
 
さて、松ステ3。
もちろんこのシリーズらしく、これまで同様強烈に笑えるんですが。
ここからは特に「これはやべぇぞ」というところを、最後にちょっとだけ。
 
まず、全体を通して今回はF6がすごかった。
中でもおそ松とチョロ松の弾けっぷりが飛び抜けてすごいです。
節分からすでに「おいおいおいおい(笑)」って思ってたけど(ちなみにここではカラ松の鬼のバット捌きに見とれていましたが、鬼のパンツで全部持っていかれました)、夏のシーンでの「クロスフェロモン」に始まり、ROKU誕生秘話の初っぱなにかけて、あの二人は駆け抜けてました。
スタイリッシュ変態過ぎて、演出家も脚本家も俳優二人も「まったくどうかしてるゼ…」って感じでした。
というか、ROKU関係の2シーンはどちらもあまりに秀逸すぎて、ライビュで初めて観たときは、一体自分が何を見せられてるのか分からなかった。
思わず隣の見知らぬお兄さんと顔を見合わせてしまったほどですよ。あのお兄さん、元気かな…。
 
ROKUについて更に言えば、特に我が推し和田雅成さんが可愛すぎて興奮します。あれはダメです反則です。初見の時は、ドーパミン分泌されすぎて、その後三日間くらい目がギンギンになって夜も眠れなかったです。笑
いつものトト子ちゃんの妄想タイムのときももちろん最高だったけど。
ってかあの時姫抱っこしてるトト子ちゃんの背中をぽんぽんしてるのが目茶苦茶萌えでしたてめぇトト子そこ変われって感じだけど私は夢系じゃないからおっけー単純にもう好き好き!!
あ、いかんいかん。落ち着かなくては。。。
いや〜、とにかく今回も我が推しは本当に、他のどの場面でもかっこよくて可愛くてスタイル良くて声も顔も良くてダンスも歌も上手くて最高だったけど。
やっぱり今回はROKUのドラマーカラ松にMY BEST OF WADAをあげたい!
兄弟立ちに絡まれすぎて思わず素で「コイツラ…ホント…バカダ…」と呟いてしまったあの瞬間で私のなかのスピードメーターは振りきれました。ありがとうございました。
 
んんっ(咳払い)
とにかく何が言いたいかっていうと。
今回のF6はリミッター外れてるぜってことですね。(真顔)
 
 
リミッター外れてるといえば、やっぱりサマー仮面は外せないでしょう。笑
断然サマー仮面ですよ。
いやー、あいつはヤバいですよ。サマー仮面は。
もはや「サマー仮面」って言うだけで笑っちゃうもん。
むしろ初見後は衝撃的すぎて、「サマー」って響きだけで笑ってたもん、暫く。笑
しかしこれは、語ろうにも観てもらわなければ絶対分からないと思うんで。
っていうかこの舞台は全部そうなんですけど…。
とにかく、観てください、本当にすごいからサマー仮面。
待ってるぜグッドサマー!
100万サマー!!
 
 
…はい・
 
松ステは1も2も、ちょっとほろりとするエピソードを入れ込んできていたんですが、今回は…特にありませんでした。笑
いや、無いことはないんですけど。パパと呼ばれたい話とか、ほろりと出来ないことはないかもしれないんですけど、やっぱり全エピソードで笑いが勝っていた印象。
 
つまり、全く何も難しいことを考えずに、ただ頭を空っぽにして笑えばOK!笑い泣き
 
このストレスが溜まりがちな時期にぴったりな、頭をリラックスさせられる貴重な作品かなと思います。
ちなみに、原作を知らなくても、これまでの松ステを一切知らなくても、ただ観て楽しめる作品だと思います。
でも、機会があれば是非、シリーズの他の作品も遡って観てみてください。
 
新しい扉が開くかも知れませんよ。笑
 
 
と、いうわけで。
鬱々とした時こそ、ただただ笑える松ステ、おすすめします!!合格合格合格
 
 
P.S.
初めてパソコンでブログ書きました…何これとっても…快適…
文字色とか絵文字とか、修業します!ニヤリ