おひさしぶりです!モスクワはすっかり秋です。僕の中では冬ですが。
最近色々と忙しかったのですが、この前の週末、なんとか少し時間を見つけることが出来たので、秋を堪能しに少し電車に揺られ公園まで出掛けてきました。
※因みに、この「出掛ける」という動詞がまた厄介で、
一回だけ電車で出掛けるならехать
複数回電車で出掛けるならездить
一回だけ歩いて出掛けるならидти
複数回歩いて出掛けるならходить
一回だけ走って出掛けるならбежать
複数回走って出掛けるならбегать
飛行機で一回だけ出掛けるならлететь
飛行機で複数回出掛けるならлетать
可能性は低いですが一回だけ泳いで出掛けるならплыть
可能性は低いですが複数回泳いで出掛けるならплавать
となり、その上に夫々の動詞が現在形だけで主語に対応する6つの活用を持っています。
単語の数と活用が多いんですね。慣れれば状況把握が容易になり便利ですが。
さて、モスクワは秋になると街の広葉樹の葉っぱが美しい黄色になり、黄金の秋と呼ばれたりもします。
完璧に真冬の格好で秋を満喫している写真眼鏡野郎は僕ですが、決してお腹が出ているわけではなく、お腹を突き出した格好で写真を撮っているだけのことですのでお間違いなく。
ところでロシア人は大の散歩好き。真冬の氷点下でも厚着して元気に散歩するらしいです。デートのお誘いも、「散歩しようぜ!」これで決まりです。
当日も友人と散歩を楽しみ、池の前のベンチでお喋りをしていたら。
「つか、無理!むっささぶいし!!」
と友達が悲鳴をあげる。つたないロシア語での一方的な僕の会話に愛想を尽かしていた可能性も否定できませんが、なんだ実はロシア人も結構寒がりじゃんと新発見を得たところで僕達は次の目的地、Ярмарка мёда(蜂蜜市)へ。モスクワは毎週いたるところで色んな催しが開催されて、ほんと僕を飽きさせません。
ロシア各地から新鮮な蜂蜜がモスクワで一同に会します。蜂の巣やプロポリスが安価で売られていて非常に興味深い。早速僕も色々試食しまくり、最終的にプロポリスと蜂蜜が混ざった非常に栄養価の高い蜂蜜(?)を購入。ちなみにサイズは500mm、1000mm、1500mmの三種類。500mmでもかなりのボリュームなので一番小さい奴を購入。
とそうこうしているうちに友人は1500mmのくそでかい蜂蜜を購入しちゃてました。
「・・・そ、それどうするの?つまり、どうやって料理するの?」
「紅茶に混ぜて飲むんだ。」
どんだけ飲むねん!!!
言いかけたけど、明らかに買いすぎちゃった感が後悔の色として滲み出ていた友人の顔を見ると、
「そうだね。たくさん飲もうね。」
澱みなく答えることが優しさだと知りました。
ロシアはそろそろ冬に突入します。
久々に地元ネタですが、寒空の下家の近所を歩いていたら、高校1年生のちゃりでの帰り道、「冬が好き。寄り添えるから。」と唐突に真顔で言い放ったナオヒロ氏をふと思い出しました。高校の友達及び中学の一部の友達一同にはこの背中に悪寒の走る感じ、共感して頂けると思いつい筆を走らせてしまいました。ちなみに彼に当時寄り添う相手は特にいなかったと記憶しております。