それはあまりにも圧倒的な存在感を持って、静かに僕の到着を待っていました。
アメリカ横断、NYから4000kmの果てに出会ったグランドキャニオンです。
視界をさえぎる林を抜け、パッと光があふれた瞬間、僕の全身は鳥肌で覆われました。
グランドキャニオンとの対峙です。
静寂が生み出す圧倒的な存在感で、ただ静かにそこで悠久の歴史を刻んでいるグランドキャニオンに、僕は絶対的大自然への畏敬の念を抱かずにはいられませんでした。
だれもおらんところで、ただ静かに一人でキャニオンを眺めていて、気付いたら一時間が立っていました。
ただ、ぼーっと。最高に贅沢な時間でした。
いや、ほんっとに、僕の23年の人生で出会った景色の中で、間違いなくNO.1です。
アンコールワット、タージマハル、ハロン湾、チェスキー、ドブロブニク・・・今までいろんな世界遺産を世界中で見てきたけど、グランドキャニオンには敵いません。
次元が違います。
ひょっとしたら自転車の旅の先にたどり着いた場所であるっていうことも心理的に、多分に影響してるかもしれませんが。。
でも。でもでもでも、(←きもい??笑)
間違いなく、ものっすごいです。絶対死ぬまでに見に行ってほしいです!!
それは僕達に与えられた「地球」を楽しむ権利であると同時に「地球」の偉大さを知る義務でもあると勝手におもっております。
今回は半日かけて谷の途中まで下るにとどまったけど、次回はテントかついで絶対下に流れるコロラド川まで下ってやりたいです!
そりゃ・・・
(撮影:Nちん)
服も脱ぐでしょ!!!
グランドキャニオンはでかいです。
場所をかえる毎に、僕達に見せる表情は全く違います。
雲の影。太陽の位置、光の当たり方、すべてがグランドキャニオンを彩り、悠久の歴史と自然の偉大さ、人間のちっささを僕達に気付かせてくれます。
二日目の朝は、天気があまりよくなくて、日の出がみれるのか、見れないのか不安でしたが、雲と地平線の間からうっすらと太陽は姿を現しました。
焼き付くような太陽の暑い日ざし。
その日差しをさえぎってくれる恵みの雲。
時として恐ろしいサンダーストームを巻き起こす真っ黒な雲。
その嵐の終わりを告げる雲の隙間からのぞく太陽の日差し。
常に太陽と雲に翻弄され続けてきた僕の自転車のたび。
雲があろうがなかろうが、それでも太陽は、毎日僕らの思いとは無関係に昇るんですねー。
グランドキャニオン。行っといて損はないです。こんだけ海外の話をブログでしてきた僕が初めて行くことを強烈にお勧めします。是非!!ビッ!