前回の設問 に対する解1。
それはオークションを開催すること。
競売にかけるのは僕の持ち物。場所はデリーの路上。それも人通りの多いバザールで。
「このライター欲しくない??」
道端にたむろしているひとりのインド人に話しかけます。すると彼は、いくらで売ってくれるんだ?と。
ここでビジネスはスタートです。わざと大きめの声で、あ~だこ~だとやりとりしている間に、インド人が集まる集まる。
あっという間に僕の周りには10数名のインド人が。
この時を待っていました。
僕と、特定のインド人一人だけでのやり取りだと、どうしてもお互い値切りあいになり、あり程度で値はおさまってしまいます。
それにたいして、たくさんのインド人を集めることで、彼らのほうで俺が欲しい欲しいと奪い合いになり、どんどん値があがっていきます。
「10バーツ!」
「それなら15バーツ!!」
ただ、そんなにうまく物事は運びません。あるインド人がこういいます。
「おいおい、冷静に考えろよ!こんなライターインドで買えば5バーツも出せば十分買えるぜ!」
「そうだそうだ!こんなのに15バーツもだしてられるかよ!」
ここで僕はとっておきのせりふを!
made in Japan!!!!
彼らにとって、日本製に対する憧れはすさまじいものがあります。それはこのたびで常に感じていたことでした。
今回に限って言えば、磁石付きライターであることが幸いしました。ライターに、インド製ではありえない付加価値をつけることができているから。
とにかく、僕は日本製の性能のよさをひたすらアピールすることに終始しました。
結局ライターは20バーツで(50円)で売れました。
ちなみに服、サンダル、帽子、かたびら、方位磁石と売れるものは全て売りつくしましたが、一番高値で売れたのは100円ショップで買ったチェーンロック。なんと50バーツ(125円)で取引成功!!!
10倍の物価差を考えればまさに快挙!!これには僕も内心大喜び!びっくり仰天!!!驚きのPRICE!!
結局全部で300円ほどを稼ぐ事に成功。
これで食費は何とかなる!!!
しかし、まだまだ3日間を過ごすには十分な資金とはいえません。
そこで、僕が次に取った手段は・・・・・・・