感染記1からほんの少し時間を巻き戻して、診療所に入院した日の朝の出来事。

ta-zimaharu

プシュカルという、砂漠にあるオアシスのような小さな町から、タージマハルがある都市、アーグラーまで夜行バスでやってきた早朝。まだ朝日が全く顔を出していないぐらいの早朝である。


バスをおりた瞬間に体の異変に気づく。


なんかおかしい。。

体がばりだるい。

やばい・・風邪ひいたんかな?それにしてもしんどい。


ちょうどその時、ターバンとマントをまとった小太りのおっさんがやってきて、

「お~心の友よ!お前はたった今からおれの親友だ♪ところで宿はあるのかい??俺はこの近くで宿を経営してるからうちに泊まりにこいよ☆」

と、俺にまくしたてる。


普段はこういう客引きにはほいほいついていかないのだがあまりのしんどさに値段交渉もすることなく宿泊決定。

まあ、昼前ぐらいまでぐっすり寝ればちょっとは体調がよくなるだろう。。



・・・・・・



宿についたのが朝の5時ぐらいで、部屋に入ると同時に爆睡。

目覚めたのが11時くらいだからだいたい6時間ぐらい寝た事になる。



お昼の12時ごろ↓


寒い・・。むっさ寒い!!!毛布を何枚も体に巻きつける。

ちなみにこの時期のインドの昼間の気温は40度を軽く超える!!

なのにこの寒さ。

震えが止まらん!!


おいおいおい!やっべー。やっべーよ!これ、絶対普通の風邪じゃねーよ!!



ってことでさっきの小太りのおっちゃんに事情を説明して病院につれていってもらった。

本当はこういうのは宿の人に頼むんじゃなくて自分で大きな病院を探していくのが一番いいんだけど、そんな思考回路が働くはずもなく、この小太りのおっさんが悪人でないことを願うのみであった。


連れて行かれたのはボロッボロの診療所。


おいおい、もっときれいな病院とかあるやろが・・!!


とりあえず注射と点滴をうって一眠りしたら熱もさがり、一安心♪♪

だが、念のために一晩入院することになった。


翌日、退院してタージマハルを見に行こうと胸躍らせていた。


っが!!そんな俺が甘かったm(__)m


一晩あけた朝、

再び尋常じゃない寒気が俺を襲う。

体の震えがとまらない!

全身の筋肉が痛い!!

むっさ汗かいてるしっ!!!


それをみた看護婦さんの顔つきが変わる。

ちゃんと検査をするという事で血を抜かれる。


そして、俺は心配しながらその検査結果を待つのであった。


マラリア体験記1に続く・・



つづく!!