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「 俺はダイエット中!!夜は枝豆しか食わん!! 」
と・豪語している配偶者に食料を食い尽くされたのである。
女はいつものようにその怒りを自身のブログにぶつけ、一頻り騒いでスッキリする。
この一連の流れを数年前から繰り返しておりその所業はサザエさんのラストじゃんけん並みに定番化している。
親の顔より見たこのパターン。
しかし この終わりのないムーブメントに対し待ったがかかる。
ブログを読んだ読者から
「 食い尽くされない対策を何かしているのか 」
という質問が投げかけられた。
至極当然の疑問である。
「 食べられたくないものを食べられないようにする 」
そこまで難しい事とは思えない。
次の日から女は 夕飯の余り物をすぐにタッパーに入れて隠す事にした
とにかく 見られる前に存在を消す。
これが重要なポイントだった。
そして これを続けた結果、驚くべき事態が。
食べ物が盗まれなくなった
( 今更感 )
今まであれだけイライラの種だった事が劇的に改善されたのだ。
しかし考えてみればこれは当然の結果。
無いものは食べられない。
裏を返せば あるから食べる。
竹島問題と同じ。
あるからケンカになるのだ
誰の発言かは忘れたが、昔、竹島問題で
「 これ以上揉めたくないから竹島を爆発させたい」
と言った政治家がいるらしい。
私は名案だと思った。存在自体がケンカの種ならそれを無くすのも1つの方法である。
もう1つ例にあげるとしたら かの有名な漫画
北斗の拳。
この物語にユリアという女性が登場する。
北斗の拳は表向きは世紀末の世界を救う救世主ケンシロウの話だが中身はけっこうユリアの取り合いなのよね。
とくにケンシロウとラオウの盛大な兄弟喧嘩はユリアを巡ってと言っても過言ではない。
そんな大惨事を見てこう思わざるを得ない。
ユリアがブスだったなら…
ついでに言うとピーチ姫もブスだったらクッパは拐わなかったであろう。
ドブスなら世の中は平和だったのだ。なんならクッパですら幸せに暮らしていたかもしれない。
しかし運悪く2人とも絶世の美女だった。
これがケンシロウとマリオを命がいくつ合っても足りない試練へと放り込んだ諸悪の根源なのである。
この方程式に盗み食いを当てはめると
ブス=料理が壊滅的に不味い
方法としてはこれもありだが これだと別方面に被害が出てしまう。
今度は私達👩🏻🦰👩🏻👦が耐えられない
この代償はデカすぎる為、ユリアとピーチ姫は生かす事にしてやはり竹島方式を取った。
正直、この絶大な効果に驚いている。
「 もっと早くやれば良かった 」とも思っている。
しかし やらなかった自分を悪いとも思わない。
何故ならどんなに時代が変わろうと 盗み食う奴が悪いからだ
竹島問題だって竹島自体が悪いわけではない。
ケンカするのが悪いのだ
ユリアやピーチ姫が美人だから悪いわけではない。嫌だと言うのに諦めない男が悪いのだ
ユリアはハナッからケンシロウが好きって言ってんだろ!!
それを完全に無視し、奪おうとするラオウが全面的に悪いに決まっている。
しかしどれだけ我々が正論を吐こうが悲しいかないつの時代にも悪は存在する。
そんな現実を目の当たりにし 諦めに似た気持ちで今日も私は食べ物を隠す。
40歳にもなる男に対しこんな事をしなければならない事を心から恥じる。
(ボロいヘルメット被りながら)