文・百々パパ
連載も「後半」に入りました。
前回は2009年4月まででしたね。
その後、連絡を待つと言う方法しかなかった。
4月・・・・5月・・・・6月・・・・と・・・・・なかなか連絡が来なかったので、何度か「おおの」さんのところに「どうですか~?」って感じで出向いた記憶があったけど。
「まだ、来ないんですよ~ごめんなさいねぇ~」と言われたのを覚えている。
ちょうどその頃だったと思うけど。。
私の弟からも「この犬はどう?」とおススメのワンちゃんを紹介されたこともあったが。。
我々は頑なに「柴犬」にこだわっていたと思う。
同じ住まいで時々、エレベーターで一緒になる「柴犬(実はコテツくんと言う柴犬でした)」を見る度に、「絶対、柴犬だよね。」となったと思う。
コテツくんのご主人さんにも「一緒に柴犬、飼いましょう!」と言われたことも覚えている。
とは言うが。。。なかなか来なかった。。
そのうち、日々の忙しさにだんだん「待つ精神」と言うのも遠のいてくものだ。。
それまでは。。「今日、来るだろう。」とか「いや、明日じゃない?」とか。。「来週だろ?」とかね。。
そして、とうとう7月になってしまった。。
「こりゃ、夏の終わりになってしまうだろうなぁ~」と半分、諦めもあったと思う。
私も仕事が忙しくなり、忘れていくしかなかったかも。。
ちょうど、その頃、「柴犬」のことは忘れて。。自分の好きな音楽活動で使っている「アコースティックギター」を探していた。
今、使っているのが10年になるので、そろそろ買い替えたいと思い、いろんな楽器屋に行くようになった。
結局、気に入ったギターも見つかることがなかった。
そうやって、これまでと変わらない形での生活に、また戻ろうとしていた。
2009年7月4日東京の赤坂で「佐野元春」さんの久しぶりのライブがあるとのことで、二人で行ってきた。百々かあちゃんはそれほどのファンではなかったけど、私の付き合いで同行してくれた。
新曲から往年のヒットソングまで20曲近く歌っていた。
このライブは「ライブハウスツアー」と言う内容で、いわゆる「オールスタンディング」だった。
佐野さんは50代なのにパワフルなライブだった。
見ているときは夢中であったが。。帰りは疲れてしまった。。
翌日。。二人共にぐったりしてしまった。。
「体力ないなぁ・・・・」
そんな、朝、電話が鳴った・・・・・
続く・・・・


