好きな映画は何かと聞かれたら、トップ5に入るくらいに好きで10代になる前から何度も見返した作品のウエストサイドストーリー。
バーンスタイン生誕100周年記念のワールドツアーを見てきました。
最初のダンス、歌からもうしびれました。
ダンスも歌もとんでもなく上手い。何人のオーディションをくぐり抜けてきた人たちなんでしょうか…
生の力って本当にすごいもので、聞きなれた歌も、歌う人が違えばまた違うように聞こえるもので。
トニーが映画より随分青く、マリアが更に純(いい意味でも悪い意味でも)に感じました。
体育館でのダンスのシーンはやっぱり華やかでかっこいいですね!ドレスもかわいいし、丁々発止なダンスでのやり取りがわくわくしました。
非常階段でトニーとマリアがトゥナイトを歌う場面は、ミュージカル史に残る最もロマンティックなシーンの一つだと信じて止みません。
他の歌もどれも懐かしいのに新しくて、世代が変わっても変わらないものと新たに生まれるものがあるんだなあと不思議な感慨に浸っていました。
最後のマリアがトニーにキスをするシーンは、その前から既にぐすぐすしてたんですがついに涙が出て止まらなかったです。
その後は描かれていませんが、これでジェッツとシャークスの抗争が止まるとは思えず、また誰かが犠牲になっても続くんだろうなあとちょっとうら悲しい気持ちになりました。
今もアメリカの分断は大きな問題になっているけど、初演のころから変わらないままだと思うと、どんな気持ちで演じているのかなと……
もうちょっとチケット安かったらリピートしたんだけど、あれだけの能力ある人たちとスタッフが海を越えて来てるんだから仕方ないなと思うクオリティでした。
来年にはオーケストラでの演奏会があるらしいので、それまでには歌詞を全部覚えていこうと思います。
今回日本語字幕はあったものの、だいぶ省略されていて、理解できないのが悔しくて!!
映画と舞台は違う部分が多々あるそうですが、見直して次に備えます。