小澤征爾音楽塾 オペラ・プロジェクト フィガロの結婚3/16@よこすか芸術劇場 | このために生きてる。

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人生でやりたいこと100ってリストを作っておりまして、その中のひとつに「小澤征爾を聞く」がありました。
たまたまチケット情報で見かけて、おお良いタイミング、と思って取ってみましたが5年ぶり?とかで何というタイミングかと…!
他にもフィギュア見に行けることになったり、このリスト、いろいろとご縁を引っ張ってくれる気がします。


さてフィガロの結婚は初めてちゃんと見ましたが、改めてくだらない話だなあとwww
それを作品として仕上げてしまうモーツァルトはやっぱりすごいんだなあとも思いました。

この日、私が一番魅力的に感じたのはケルビーノのリディア・トイシャーさん。
演技力も歌唱力も、すごく好みでした。
「恋とはどんなものかしら」が2回とも違って聞こえて、かわいらしかったです。
小さな音もかすれないで伸びやかに歌っていて、プロってこうなんだ…!と衝撃。

小澤征爾音楽塾というのが若手を選んだキャストらしく、あんまりキャリアがないのか?情報があまりない人が多いようです。
それでこれなんだから、世界的に名の知れた人勢ぞろいのオペラだとどんなやら。

この会場もまったく初めてですが、オーケストラが普通に舞台から一段下がったところにいたので、オケピがない会場かと思ったらそうでもないようで。
オペラ・ドラマティコという小澤さんが作ったシステムみたいですね。
演奏も見えて楽しかったです。
両方見ようと思うと、ちょっと気が散ったけど。

小澤さんは体調の関係で、もう一人の指揮者テッド・テイラー氏と振り分け。
この人がまたチェンバロ弾いたり振ったり、すごい活躍でした。器用だなあ。
違いは正直、私のレベルでははっきりとは分からなかったけど、小澤さんは一つ一つの音がはっきりしていてビーズみたい。
テイラー氏は帯のようなダイナミックさがあったように思いました。


舞台装置はシンプルで、幕ごとに変わるくらい。

それにしてもやっぱり生のオーケストラは好きです。
ボウイングが揃うのが好き。
少人数の編成でしたけど、フルオケだとどれだけの迫力になるのか想像もつかないです(´∀`*

人生でやりたいことリストのひとつに「オーケストラで歌う」ってのがあるんですが、そのためにはどれだけの練習が必要やら…
まあ人生で一回くらいは機会があるでしょうから、その日のためにがんばります。