12/20 ケン・ヒル版オペラ座の怪人@国際フォーラム | このために生きてる。

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直前まで仕事でばたばたしていて、危うく間に合わないところだったのでタクシーを飛ばすという贅沢なことをしてしまいました。
先行発売でいい席を取ったので、どうしても遅れたくなくて!
開演3分前にすべり込み、何とかアナウンス前に着席。

ちょっと頭が長文書けないみたいなので、簡潔に。


全体としては、えっ…これ喜劇だっけ?
アンドリュー・ロイド・ウェバー版を期待していくとびっくりすると思う。
一番原作に近いらしいけど、それよりもっととっ散らかった感じ…
主に違うのは以下のとおり。主観含む。

・ラウルとクリスティーヌが最初から恋人同士、ラウルは支配人の息子
・歌は基本的にクラシックにオリジナルの詞を乗せたもの
・キャストが少ない
・セットがシンプル
・謎のペルシャ人
・ラウルがばか
・ファントムがキモオタ
・みんなばか
・クリスティーヌだけ若干マシ

演出だろうけど、ファントムがパントマイム的なことをやったり、後ろ後ろー!を地でやったり、笑うところではないところでふふってなってしまいました。
焼け死ぬ!って歌ってたらそりゃあ苦しいだろうよ。
あと、マダム・ジリーが支配人とまさかの…でびっくりでした…まさか…

歌のことだと、クリスティーヌ役のアンナ・ホーキンスさんがすごく好みの声でした!
ファントム役のピーター・ストレイカーさんはささやくような歌声は素敵でしたけど、朗々と歌い上げるところはあんまり好みではなかった。
ラウルは上手いけど、印象に残らなかったです。
それもケン・ヒル版だと「だよねー」って感じで面白かった。
ペルシャ人役のテノールの人が一番上手いなーと思いました。

クリスティーヌを探すシーンでは、ランタンを持ったキャストが客席の間を回ってきました。
歌いながらなので、手の届くところで声が聞けるんですがやっぱり声量がありました…

今回は英語でやっててサイドに字幕があったんですが、やっぱり集中できなかったです。
一階の11列っていう前の方だったので余計に。
字幕の芝居は二階からのほうが見やすそう。


ブロードウェイや劇団四季のオペラ座の怪人、と思って見るとがっかりすると思いますが、これはこれで面白かったです。
もうひとつ、アーサー・コピット版も見てみたいな。
宝塚はハマったら怖い世界と専らの噂ですので恐いです。