博多の柳町遊郭 苦難の遊女たち 博多券番 | ★バツ4シングルママは波乱万丈★みえブログ★

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現在54歳。16歳と31歳のシングルママ。バツ4。
韓国歴35年&3度の短期留学経験。日韓文化経済フォーラム日本支部代表。パワーストーンセラピスト。YouTubeみえちゃんねる。福岡探検倶楽部隊長。元ミスコン荒し13冠のミスを獲得。モデル、レースクィーン。

江戸時代に栄えた博多の遊郭街。

旧大浜小学校(現博多高等学園)あたりに 

あった花街「柳町」




旧地名 柳町


柳町とは福岡藩公設の遊郭で、周囲は塀で

囲まれて遊女や武士の出入りは厳しく取り

締まられていました。


旧地名の柳町には古い建築がまだ残っていますが

遊郭の名残はありません。










柳町遊郭は、九州帝国大学設立により

中央区清川に移築となり、その地区

新柳町となりかなり栄えました。



中呉服町から下呉服町は雰囲気あって

好きな地区です。




解体されていくレトロな建築( ;  ; )






呉服町にある選擇寺

柳町遊郭が栄えた頃、過酷な労働と厳しい

生活環境で若くして亡くなる遊女も多かった。

薄幸の娘たちの「投げ込み寺」(お葬式を営まれる

こともなく、亡くなった遊女の遺体を寺の境内に 

投げ込まれ、後事を寺に託される)の一つとなって

いたのがここ選擇寺です。


選擇寺の過去帳には580人もの遊女の戒名が

記されています。

その一人で雪友と呼ばれた遊女は、亡くなった

母のために身を削って蓄えたであろう大金十両と

大鐘を寺に寄進。
雪友自身も19歳という若さでなくなり、母親と

共にこの寺に葬られています。

ちょうど本堂の裏手に雪友と母親の墓があります。


道のズレに歴史を感じます。


現在の景色


遊郭が並んでいた頃の景色





萬行寺(博多区祇園町)へ




柳町には三名娼と呼ばれる三人の女性の名が 

残されています。

小女郎(こじょろう)、明月(めいげつ)、 

染衣(そめぎぬ)の三人です。

その中でも明月が人気でした。

博多通りもんを販売している会社は明月堂、

昔、明月堂の饅頭の包装には、着物の女性が

描かれていましたが、明月さんだったんでしょうね。


明月は本名をお秋と言います。

騙されて柳町に売られた明月は、遊女となってからも

殺された許婚の弔いの為、毎晩萬行寺に詣でていました。


病気で亡くなった後、明月は萬行寺に葬られます。
数日後、明月のお墓から蓮の花が咲きました。




不思議に思って墓をあけてみると、その蓮は

明月の舌から生えていました。


口蓮華(くちれんげ)と呼ばれるこの蓮の花は、 

今も萬行寺に残されています。


毎年5月に行われる明月の法要で、5年に1度

公開されているそうです。


明月


歩いていたら声を掛けていただき、なんと

公演を見学、撮影させて頂きました。

博多券番



お話を伺った是永さん


芸妓さんの素敵な踊り💓

外国人の方も、沢山来ていました。




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