仮定法が使いこなせるようになると、

英語でのコミュニケーションがグッ音譜と盛り上がるんです。

逆にこれが使いこなせないと、

途中で話が破綻してくるというか、

聞き手が混乱してしまったり・・・・

 

何度勉強しても、

会話の中だとなかなか思うように使いこなせなかった事多々。

その中でも1度だけ、すっごくスムーズに使えた時があって、

その時は会話がとぉーーーーーーってもスムーズだったんですのほほ~ん

いつもは悔しくて仮定法の重要性を感じるのに、

唯一その一度だけは、自分が誇らしかったゲラゲラ

 

 

お馴染みForestの文法参考書から。 手元にあるのは4th Edition

 

第12章 P312

直説法: 動詞は現在形 現実に起こる可能性のあること ある事柄が事実であるという話し手の判断

仮定法: 動詞は過去形 現実とは違うこと ある事柄が矛盾するという話し手の判断

 

実はこんなに簡単なルールのはずなんですよね。

でも、使い方を間違えるとまったく違う事を話している事になるので注意が必要。

 

話し手が事実である(現実に起こる可能性が高い)と思っているか、

話し手が事実と矛盾している(現実と違う、起こる可能性が低い)と思っているか

 

 

アメリカの人気ドラマを見ていて、この違いに( ゚д゚)ハッ!とするシーンがありました。

 

同じ職場で働く、付き合いたてのH君女の子2とDさんおんなのこ

相手に嫌われたくなくて相手の顔色を窺っていたり、

職場で起こったいざこざが2人の関係性に影響していたり。

そこで二人が今後について話している時にこう切り出します。

女の子2「If we're gonna make this work, you also have to come to me.」

抱き合う二人。

おんなのこ「Wait a second.」と何かに気が付くDさん。

おんなのこ「What do you mean "if this is gonna work?"」

私はてっきり『もしこの関係が上手くいくなら』的な意味かと思っていて、

それでDさんが「ちょっと待って!」と言ったのかと思ったんです。

でもその後に続く

女の子2You know we're gonna be together forever.」

というのを見て、( ゚д゚)ハッ!と気が付きました。

H君は『直説法:話し手が事実である(現実に起こる可能性が高い)と思っている』で話していたのです!!

直説法と仮定法の違いが分かっていないと、H君の意図も間違って捉えてしまう事もあるのです!!

 

 

はな はな はな はな はな はな はな はな はな はな はな はな

前述のForest P314より、

仮定法過去の文の形

If + S(主語) + 動詞の過去形、 S + would/could/might/(should 一人称のとき) + 動詞の原形

今までも何度か紹介してきように、実際にはif節がない状態の仮定法過去が使われる事がよくあります。

えんぴつif節が省略された仮定法

えんぴつまた出た! 簡潔版仮定法

 

学校では教えてくれない、とっても大切な事

仮定法のwouldが重要な役割を果たす。
Wouldを使う事によって、そこで述べていることが事実と反するということが仮定される。

学校では定番のフレーズや文法しか習わないですが、

実際に海外で過ごしたり、英語を使ってコミュニケーションをとる時って、

if節がないwouldだけで仮定法過去を表す事が多いのです。

 

 

ここでまたアメリカのドラマから直説法と仮定法が使われたやりとりをご紹介。

レベッカは3人の子供を持つシングルマザー。

歌が得意な一人娘のケイトは、バークリー音楽大学を受験する予定だったのですが、

受験案内がなかなか届きません。

そんな時、ケイトが受験を辞退していた事が分かりました。

 

娘「I'm sorry I didn't tell you about Berklee.

it's just....you know, if I don't get in, I think it'll crush me.

But... but I just could not deal with disappointing you on top of that.

母「Bug, for the record, I would be disappointed for you, not for me.」

娘「Yeah, Sometimes it's hard to feel the difference.」

 

If I don't get in, I think I will crush me.は直説法です。

ケイトは合格できる可能性が低いと感じていたのです。

その返事は(If you didn't get in,) I would be disappointed for youと仮定法です。

『合格出来ないかもしれない』という事は事実と反していると話し手が思っているんですね。

ここでI will be disappointedと直説法だと、母娘の関係が余計こじれてしまうので要注意注意

 

 

ね、直説法と仮定法を間違えると、

結構な痛手になる危険な文法じゃないですか?

 

 

仮定法をマスターしたい場合におススメの本もこちら。

 

まだまだ続くよ、仮定法!